※本記事は、2021年版に更新しました。下記ご参照ください。
株式からの配当金が定期的に入ってくる状態になると、日々の生活が少しずつ豊かになってきます。
配当金が数百円、数千円の時はあまり感じられないかもしれませんが、配当金が1か月3万円(税引後の手取り)を超えてくる頃には、そのありがたみがヒシヒシと実感できます。
給料とは別に、毎月3万円が入ってくると、経済的な面だけではなく、精神的な面でも、余裕が出てきます。
では、そのような状態を実現するには、どのようなポートフォリオを構築すればよいでしょうか、どの企業にいくら投資すれば達成できるのでしょうか?
1か月3万円の配当金(税引後)を受け取れるポートフォリオについて、投資する企業の組み合わせを考えてみました。
なお、実際に投資をする際には、自己責任で決定してください。
投資対象企業のピックアップ
一極集中を避けて、分散投資をするために、減配しない「累進配当ブラザーズ」+優良高配当株の合計10社をピックアップしました。
三菱商事、三井住友FG、ドコモ、JT、キヤノン、三菱UFJリース、ブリヂストン、積水ハウス、オリックス、東京海上HDの合計10社です。
これらの企業の中から組み合わせて、配当金受取り用のポートフォリオを考えてみます。
1か月3万円の配当金ポートフォリオ
以下の組み合わせで、1か月3万円の配当金(税引後の手取り)を受け取れます。
ちなみに、1か月1万円の配当金なら下記パターンの3分の1、1か月30万円の配当金なら下記パターンの10倍の株数をそれぞれ購入すれば達成可能です。
●パターン1:安定重視
⇒安定を重視して、時価総額の大きい順で組み合わせてみました。
(もちろん、時価総額だけでは判断できませんが、ここでは一つの基準として使っています)
⇒現在の時価総額は、概算でドコモ9兆6千億円、三井住友FG 4兆2千億円、JT3兆8千億円、三菱商事3兆4千億円、東京海上HD 3兆3千億円。
時価総額では、ドコモが三井住友FGの2倍以上と圧倒的であることや、JTの方が三菱商事・東京海上より上位であることが、ちょっと意外な感じがしますね。
⇒上記の銘柄・株数を購入すると、年間の税引後配当金が約36万円になりますので、平均1か月約3万円の配当金が受け取れます。
●パターン2:株主優待も楽しむ
⇒配当金にプラスして、株主優待も楽しめるという観点で、オリックスを組み入れています。
JTも株主優待を実施しているので、JTとオリックスの優待を楽しみつつ、1か月3万円の配当金を受け取れる組み合わせです。
⇒このパターン2は、安定重視のパターン1よりも、必要な投資額は下がります。現在の配当利回りが相対的に高いオリックスが入るからです。
●パターン3:分散重視
⇒分散を重視して、今回ピックアップした10社全てに投資するパターンです。
⇒現在の配当利回りが相対的に低い銘柄も入りますので、パターン1から3の中では、必要投資額が一番高くなります。その代わり、リスク分散の効果は一番高いと考えられます。
●番外編:配当利回り最重視
⇒配当利回り8%に迫る、超高配当株のJT1社だけに投資するパターンです。
⇒みんな大好き!? JTへの集中投資。私も密かに憧れているのですが、なかなか踏み切れません。
⇒1社への集中投資ですので、リスクは相当上がりますが、パターン1から3と比べて、必要な投資額は100~200万円以上も少なくなります。
※必要な投資額の考え方について
もしかすると、上記パターンに必要な投資額を見て、こんなにお金が必要になるのかと、がっかりしている方もいるかもしれません。
しかし、高配当株には素晴らしい特長があります。
それは、「増配が行われることで、自動的に配当利回りと配当金がアップしていく」ということです。
増配傾向が継続した場合、配当利回り10%を超えることも、十分あり得ます。その場合、上記パターンで必要な投資額は半分以下になります。詳細は下記記事をご参照ください。
まとめ
給料以外に、毎月3万円の配当金が入ってくる状態を実現するには、どのようなポートフォリオを組めばいいか、パターンを上記のように挙げてみました。
あくまでも、これはいろんなパターンがある中での、事例の一つに過ぎません。
投資をする人の考え方次第で、無数のパターンがあります。
ぜひ皆さんも、自分なりのパターン、ポートフォリオの内容について、考えてみて下さい。それも、結構楽しいですよ!
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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