※本記事は、2022年版に更新しました。下記ご参照ください。
高配当株からの配当金が定期的に入ってくる状態になると、毎日の生活が少しずつ豊かになってきます。
配当金がまだ数百円、数千円の時は、あまり感じられないかもしれませんが、配当金が1か月当たり3万円(税引後の手取りで)を超えてくる頃には、そのありがたみがヒシヒシと実感できます。
給料とは別に、毎月3万円の配当金が入ってくると、経済的な面だけではなく、精神的な面でも、すごく余裕が出てきます。
では、そのような状態を実現するには、どのようなポートフォリオを構築すればよいでしょうか、どの企業にいくら投資すれば達成できるのでしょうか?
この1か月当たり3万円の配当金(税引後)を受け取れるポートフォリオについて、投資する企業の組み合わせを考えてみました。
なお、実際に投資をする際には、自己責任で決定してください。
投資対象企業のピックアップ
リスクを下げて、適度に分散投資をするために、減配しない「累進配当ブラザーズ」を中心にして、優良な高配当株を候補としてピックアップしました。
具体的には、三井住友FG、三菱商事、NTT、三菱HCキャピタル、東京海上HD、積水ハウス、オリックスになります。
これらの企業を組み合わせて、1か月3万円の配当金受取り用のポートフォリオを考えてみます。
1か月3万円の配当金ポートフォリオ
以下の組み合わせで、1か月3万円の配当金(税引後の手取りで年間36万円)を受け取ることができます。
ちなみに、1か月1万円の配当金なら下記パターンの3分の1の株数、1か月30万円の配当金なら下記パターンの10倍の株数をそれぞれ購入すれば、達成可能です。
●パターン1:分散投資型
⇒上記の銘柄・株数を購入すると、税引後の年間配当金が約36万円になりますので、平均して1か月約3万円の配当金が受け取れます。
⇒各銘柄にだいたい均等に投資する、相対的にリスクが低めのポートフォリオです。
⇒ポートフォリオ全体での税引後の配当利回りは3.49%となり、必要な投資額合計は約1,035万円になります。
⇒配当金にプラスして、オリックスの大人気の株主優待も受け取ることができます。オリックスの株主優待も楽しみつつ、1か月3万円の配当金を受け取れる組み合わせです。
●パターン2:配当利回り重視
⇒配当利回りを重視して、配当利回りが高い3社を組み合わせてみました。
⇒ポートフォリオ全体での税引後の配当利回りは3.80%となり、必要な投資額合計は約952万円になります。
⇒配当利回りが上がることで、パターン1と比べて、必要な投資額は約83万円も少なくて済みます。
●パターン3:1社への集中投資
⇒通常の配当利回り5%を超える、高配当株の三井住友FG1社だけに集中投資するパターンです。
⇒ポートフォリオ全体での税引後の配当利回りは4.35%となり、必要な投資額合計は約845万円になります。
⇒配当利回りが上がることで、パターン1と比べて、必要な投資額は約190万円も少なくて済みます。1社への集中投資ですので、リスクは相当上がりますが、その分、必要な投資額はかなり抑えることができます。
⇒1社への集中投資は、私も密かに憧れていて、時々、集中投資をやってみたいという強い気持ちが湧き上がってきますが、なかなか踏み切れません。
※必要な投資額の考え方について
もしかすると、上記パターンに必要な投資額を見て、こんなにお金が必要になるのかと、がっかりしている方もいるかもしれません。
しかし、高配当株には素晴らしい特長があります。
それは、「増配が行われることで、自動的に配当利回りと配当金がアップしていく」ということです。
増配傾向が継続した場合、取得価格ベースでの配当利回りが10%を超えることも、十分あり得ます。その場合、上記パターンで必要な投資額は半分以下になります。詳細は下記記事をご参照ください。
まとめ
給料以外に、毎月3万円の配当金が入ってくる状態を実現するには、どのようなポートフォリオを組めばいいか、パターンを上記のように挙げてみました。
あくまでも、これはいろんなパターンがある中での、事例の一つに過ぎません。
投資をする人の考え方次第で、無数のパターンがあり得ます。
ぜひ皆さんも、自分なりのパターン、ポートフォリオの内容について、考えてみて下さい。それも、結構楽しいと思います!
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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