【2021年版】8058三菱商事(高配当株)~累進配当を対外的に公約・盤石な事業基盤~

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高配当株の象徴

 

※本記事は、2022年版に更新しました。下記ご参照ください。

【2022年版】8058三菱商事(高配当株)~累進配当政策を対外的に宣言・安定的な事業基盤~
※本記事は、2023年版に更新しました。下記ご参照ください。三菱商事の2022年3月期本決算が発表されましたので、2022年版の内容に更新しました。8058三菱商事は、高配当株の一つで、私も現在保有しています。本ブログで書きました、高配当株...

 

三菱商事の2021年3月期本決算が発表されましたので、2021年版の内容に更新しました。

 

8058三菱商事は、高配当株の一つで、私も現在保有しています。

 

本ブログで書きました、高配当株買いの4つの基準に照らして、三菱商事を検討します。

高配当株、4つの買いの基準
高配当株と一口に言っても色々ありますが、私は以下の基準に該当する高配当株に投資し購入しています。★高配当株、買いの基準1.配当利回りが3%以上(税引前)2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)3...

 

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基準1.配当利回りが3%以上(税引前)

三菱商事の予想配当利回りは、約4.4%の高さ。基準1はクリアです。

 

基準2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)

三菱商事の配当金の推移

2016年3月期:50円

2017年3月期:80円(前年比60%増)

2018年3月期:110円(前年比38%増)

2019年3月期:125円(前年比14%増)

2020年3月期:132円(前年比5%増)

2021年3月期:134円(前年比2%増)

2022年3月期予想:142円(前年比6%増)

 

三菱商事は、増配傾向を続けていることから、基準2もクリアです。

 

新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって、事業環境が悪化する中でも、21/3期は増配、22/3期も減配しない予想です。それができるだけの強固な利益構造と財務基盤を、三菱商事は持っているとも言えます。

 

2016年5月の決算発表にて、三菱商事は、「累進配当政策」を採用することを対外的に発表し宣言しました。

 

累進配当政策とは、減配せず、少なくとも前年の配当金額を維持するか、または増配を実施するという配当方針です。

 

これは、株主にとっては、非常にありがたく、驚異的にメリットがあることです。

 

たとえ、業績が悪い年でも、最低でも前年の配当と同じ金額は維持される上に、業績好調な年は増配が実施されるのですから。

 

累進配当政策が継続される限り、株式を買った時以降、配当金が上がることはあっても、下がることはありません。

 

他の高配当の優良企業でも、実質的に前年配当維持または増配という配当政策を実施している会社はありますが、三菱商事のように、対外的に累進配当政策を公約までしている会社は、多くありません。

【2021年版】累進配当ブラザーズ!~減配しない累進配当をコロナ禍でも継続~
※本記事は、2022年版に更新しました。下記ご参照ください。2020年12月期本決算会社の決算発表が終わりましたので、累進配当ブラザーズを2021年版に更新しました。2021年版では、累進配当ブラザーズに新たに1社が仲間入りしました。夢の配...

 

累進配当政策の対外的な宣言は、日本のみならず、世界中の機関投資家・個人投資家への約束になりますから、非常に重みがあります。

 

三菱商事の現在の配当利回り約4.4%で買えば、累進配当政策が継続される限り、将来にわたって、配当利回りが4.4%以上になります。

 

累進配当政策では、配当金は、最低でも前年配当を維持するので、配当利回りが下がることもありません。

 

この累進配当政策を、三菱グループの中核会社で総合商社の雄の三菱商事が、国内と世界中の機関投資家・個人投資家に向けて対外的に宣言しているのですから、その名にかけても、累進配当政策を簡単に変更することはない、と考えられます。

 

2021年5月7日の決算説明会においても、三菱商事は、「2020年度実績は、大口損失の計上などにより、業績見通しは未達となったものの、事業ポートフォリオは環境変化への耐性を維持していることから、累進配当を継続」と述べています。

 

経営陣の株主還元・配当への意識は非常に高く、三菱商事の減配しない累進配当は続くと考えられます。

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基準3.倒産リスクがほぼ無いと考えられること

三菱商事は、売上高12兆円以上、時価総額4兆5千億円以上、日経平均225銘柄の一つであり、倒産リスクは限りなく低いと想定されます。

 

基準4.業績が好調または堅調であること

三菱商事は、総合商社として、資源エネルギー、機械、食品、化学品、金属、インフラなど各種の事業を行っています。

 

就職人気ランキング上位の常連で、日本でも有数の優秀な人材を抱えています。

 

多数のグループ会社で事業を展開しており、千代田化工建設、ローソン、成城石井なども、三菱商事のグループ会社です。

 

事業基盤が分厚く、事業ポートフォリオのバランスが良いところが、三菱商事の強みです。一つの事業で、ちょっとやそっとの損失があっても、びくともしません。

 

まさに、盤石と言ってもいい、企業体力です。安定感が違います。

 

コロナ禍での業績低下はありましたが、屋台骨はまだまだ揺らいでいません。22/3期決算は、純利益が前年比約2.2倍となる予想で、V字回復を見込んでいます。増配も期待したいところですね。

 

2020年8月には、あの世界最高の投資家、投資の神様とも言われるウォーレン・バフェット氏が、日本の総合商社株を大量に購入しました!

もちろん、三菱商事も買付けの対象です。

 

バフェット氏の三菱商事株式の保有比率は5.04%。今後、最大で9.9%まで買い増す可能性があるとのことです。

 

これは、三菱商事の現在株価が割安だとバフェット氏が考えていることを世界に示した結果になり、発表後、三菱商事の株価は上昇傾向を継続しています。

 

株価が割安=今後、事業拡大で業績上昇・利益増加するとバフェットが考えているということですので、期待感が高まります。

 

業績の数字には、年により多少のアップダウンがありますが、おおむね業績は堅調であり、配当を維持できなくなるほど大きく悪化することはないと考えています。

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結 論

以上を総合的に考慮し、高配当株として、三菱商事は買いと判断しています。

 

特に、減配をしない累進配当政策を対外的に公約していることと、総合的な事業基盤の盤石さ・安定感が非常に魅力的です。

 

今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!

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