毎日の通勤・帰宅の道すがら、あるいは休日のショッピングの時などに、「おっ、このお店はすごく混雑している、流行っているのかな?」と思うことがあります。
ひょっとして、将来的に株価が10倍となる「テンバガー」候補、成長株の候補のお店かもしれません。
私は、このような時、そのお店が一日でどれくらいの売上高があるかを推測し、計算してみます。
一つの店舗の売上高(A)がわかると、
⇒(A)×(その企業の店舗数)で、企業全体のおおまかな売上高が推測できます
この計算で、大体ではありますが、上場企業であれば、業績に与えるインパクトが推測できるため、株価に与える影響も予想できます。
もしその繁盛店舗が非上場であっても、あらかじめ目を付けておけば、当該企業が新たに上場したり、既存の上場会社に買収されたりした時に、株式を購入する決断が迅速にできます。
お店の売上高の計算方法
ある店舗の売上高を計算するには、お店の状況を観察・チェックして、以下を推測します。
1.お客一人当たりの単価
2.1時間当たりの商品・サービスの販売数
3.お店の営業時間、営業日数
上記の1×2×3で、その店舗の1か月当たりの売上高が推測できます。
例えば、飲食店であれば、
来店客一人が注文する料理・飲み物は、大体どれくらいの金額になるか、考えます。ここでは、仮に一人当たり千円とします。
お店の座席数が30席で、約1時間で食べ終わるのであれば、1時間当たりの販売数は30になります。
お店の営業時間が11時から23時までの1日12時間、1か月当たりの営業日数は25日だったとします。
この場合のお店の売上高は、
千円(単価)×30(販売数)×12時間×25日=1か月当たり9百万円
と推測できます。
上記の計算は、何らかの商品を販売する小売店やサービス業でも、同様に計算できます。
そのお店の売上高が与える影響を考える
1か月当たりの売上高が分かれば、年間の売上高がわかります。
その企業のホームページなどで、お店が何店舗あるか調べれば、全ての店舗合計で、どれくらいの売上高があるか推測できます。
ちなみに、家賃や店員が何人必要か(人件費)、商品の原価率はどれくらいか、費用面も考えることで、利益額がどの程度なのかも推測可能です。
もちろん、これらは大体の推測ですので、正確なものではありません。
ですが、店舗の大体の売上高がわかれば、例えば、牛丼のお店を展開していた企業が、新業態としてステーキのお店を出したといった時に、その新業態が企業全体の売上高にどれくらいのインパクトを与えるのかを推測することもできます。
まずは、マクドナルドや100円ショップなどの売上高を、推測して計算してみると、コツがつかめると思います。
街にお出かけした時に、いろいろ観察して、お店の売上高を計算するのは、意外に楽しいです。
そして、楽しいだけでなく、投資にも役立ちますので、結構おすすめです。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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