※2023年6月12日、LINE証券は、株取引などの主力サービスを野村証券に移管すると発表しましたので、ご注意ください。
株式投資をするには、何はともあれ、証券会社に自分の証券口座を開設する手続きが必要です。
この株式投資に使う証券会社をどこにすればよいか、悩む方は多いと思います。
今回は、証券会社を選ぶにあたって、投資初心者の方にとってはもちろん、他の証券会社で口座開設済みの中級者以上の方にとっても、いろいろなメリットがある「LINE証券」について、書いてみたいと思います。
LINE証券とは?
LINE証券は、対面式ではなく、インターネット上で証券サービスを提供する、いわゆるネット証券になります。
LINEが51%、野村ホールディングス(野村証券)が49%を出資して作った合弁会社が、LINE証券です。
そのため、LINE証券は、LINEのインターネット事業でのノウハウと、証券業界最大手の野村証券の証券取引ノウハウの両方を活用できる会社であり、大手2社の信用力を持っている会社です。
多くの人が身近に使っているLINEをベースとした証券サービスであることもあり、LINE証券の総証券口座数は、ネット証券業界最速のサービス開始後2年2か月で、100万証券口座を突破しました。
今後も、2023年度に200万口座を見込むなど、ユーザーの人気が高いサービスです。
LINE証券が提供するサービスの特長・メリット
1.株式を1株から買うことができる
東京証券取引所の上場株式の購入は、原則として単元株(100株)単位です。
もしA社の株価が1株2,000円の場合、A社株式を買うには、株価2,000円×単元株100株=20万円 が通常は必要となります。
⇒しかし、LINE証券では、1株から株式を買うことができます。LINE証券では「いちかぶ取引」と呼んでいます。
上記のA社株式の場合、2,000円を用意すれば、A社株式1株を購入可能となります。
※いちかぶ取引には、売買の対象となる上場会社に一定の制限があります(いちかぶでは買えない会社もある)。ただし、いちかぶでは、時価総額ベースで上場会社の96%をカバーしていますので、ほとんどの上場株式は売買することができます。
⇒少額から投資することが可能ですので、気軽に株式投資を早めにスタートできます(=多額のお金を貯めてからでなくても始められる)。
これは、非常に大きなメリットになります。なぜなら、株式投資は、早く始めれば始めるほど(=長期間であるほど)、複利の効果で大きな投資成果が得られるからです。
”複利のすごいパワー” については、下記記事もご参照ください。
⇒また、配当金は、1株でも保有していれば受け取ることができます。各種の高配当株の株式を1株ずつ購入して積み上げていって、少しずつ受取り配当金を増やしていく投資戦略も可能です。
2.手数料が業界最低水準
LINE証券の取引手数料・取引コストは、現物取引(単元株100株単位)や、いちかぶ取引(株式1株からの取引)とも、業界他社比で最低・最安水準となっています。
例えば、現物取引では、約定代金10万円以下で99円、20万円以下で115円の手数料。
いちかぶ取引では、取引手数料は無料ですが、取引コストとして、株価に対して0.2%~0.5%の金額がプラスされます。
取引手数料・取引コストの詳細はLINE証券の公式サイトご参照。
3.いつものLINEから取引できる
月間8,900万人以上が利用しているLINEアプリ。その毎日のように使っている、いつものLINEからLINE証券に入って、株式取引をすることができます。
LINE証券からの通知もLINEアプリで受け取れるのも、嬉しい点です。
スマホに特化した、直感的で使いやすい操作画面や株式チャートの表示など、使い勝手の良さは抜群です。
スマホのSNS事業でLINEが蓄積してきたノウハウが存分に活用されていて、非常にわかりやすくなっています。
4.株のタイムセール
LINE証券独自のイベントとして、株のタイムセールが開催されます。
これは、タイムセール期間中に申し込むことによって、対象の株式を3%・5%・7%オフのいずれかの割引価格で買うことができるイベントです。対象となる株式は毎回変わります。(ただし、一定の参加条件や対象株式数に上限などが設定されています)
この株のタイムセールで購入した株式は、割引価格で買えることに加えて、取引コストがゼロ円ですので、非常にお得です。
毎回、どの株式がタイムセールの対象になるか、ワクワク感があります!
その他、LINE証券では、ポイント付与などのお得なキャンペーンを随時実施しています。
5.LINEポイントやLINE Payを使える
LINEポイント(1ポイント=1円)やLINE Payを使って、証券口座に入金することができます。なお、銀行振込みによる入金も行えます。
6.その他
LINE証券では、その他のサービスとして、投資信託(積立てでの購入も可能)、ETF、REIT、IPO(新規上場株式)抽選申込み、iDeCo(個人型確定拠出年金)、信用取引などにも対応しています。
また、2022年3月までに、つみたてNISA(少額投資非課税制度)を使った投資もできるようになる予定です。
LINE証券のデメリット
1.取引できない株式銘柄もある
いちかぶ取引では買えない株式銘柄もあります。
ただし、いちかぶでは、時価総額ベースで上場会社の96%をカバーしているため、ほとんどの上場会社株式は売買することができます。
2.NISA(少額投資非課税制度)が使えない
現在、LINE証券は、一般NISA・つみたてNISAに対応していません。
ただし、2022年3月までに、つみたてNISAには対応する予定となっています。
まとめ
LINE証券には、いろいろな特長がありますが、やはり業界最安水準のコストで株式1株から売買できること、そして、いつものLINEで取引できる優れた利便性・操作性が大きなポイントだと思います。本当に使いやすい。
株式投資は、できるだけ早めに始めて、時間を味方にして複利の力を最大限に活用することが、非常に重要です。
そのため、多額の資金が不要で、株式1株からという少額で手軽に買うことができる点は、とてもメリットがあります。
毎日1株ずつ買ったり、週1回毎週水曜日に1株買うといったような使い方もできます。
また、中級者以上の方を含め、その後の追加投資を考えても、少額から機動的に投資をすることができるLINE証券のサービスは、非常に魅力的です。
配当生活・FIREの実現に向けて、投資を継続していけば、将来的に労働から解放され、自分の人生で本当にやりたかったことができるようになることも、決して夢ではありません。
まずは少額でも、株式1株からでも投資をスタートかつ長期的に継続して、配当金を受け取りながら、じっくりと自分の資産の成長を楽しみましょう!
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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