セミリタイア・サイドFIREを実現するには、どれくらいの金額が必要か?

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リタイアして悠々自適

 

私は、配当生活の実現を目指して、日々投資活動を行っています。

 

その中で、最近は特に、できるだけ早く配当生活を達成してリタイアしたい、というか、もう今すぐにでもリタイアしたい、との欲望が強まっています。

 

それでは、投資用資産がどれくらいの金額になったら、リタイアできるのでしょうか。

 

今回は、いきなり完全な配当生活・リタイアではなくとも、何かバイトや副収入を得ながら、いわゆるサイドFIRE・セミリタイアをするには、どれだけの資産があればよいか、その目安を考えてみました。

 

現在の会社員生活

→ 退職してセミリタイア(副業やバイト有り)

→ 完全リタイア・配当生活

といったステップを踏むという前提条件にて、考えました。

 

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金融電卓のサイト

シミュレーション試算には、モーニングスター社の金融電卓サイトを使用しました。

※その後、モーニングスター社のサービスは、ウェルスアドバイザー株式会社が引き継ぐことになりましたので、金融電卓については、こちらの同社のサイトをご参照ください。

 

このサイトでは、現在持っている資金を運用しながら、毎月一定額を取り崩した場合、どれくらいの期間もつのか、または逆に、一定期間資金を持たせるために必要となる年間の利回りは何%なのか、といった計算が簡単にできます。

 

例えば、資金3,000万円を利回り3%で運用しながら、毎月20万円を生活費用として使った場合、資金がゼロになるのは約15年後である、といったことが、このサイトで簡単に計算できます。

 

非常にシンプルで使いやすいサイトで、ありがたいです。

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試算の前提条件

今ある資金を想定の利回りで運用して、毎月の生活費分を取り崩していったら、どれくらいの期間、資金が持つのか(=当初資金がゼロになるまで、何年かかるか)について、計算します。

 

そのためには、金融電卓サイトにて、下記の項目を入力する必要があります。

金融電卓の画面

※出所:モーニングスター社HP

 

①当初資金の金額

②毎月の取崩し額(=毎月の生活費に実質的に必要な金額)

③資金運用の想定年間利回り(税引後)

 

⇒上記①は、3,000万円からスタートして、より増額した金額も試算してみます。

 

⇒上記②は、毎月の生活費の想定額ですが、今回は月30万円で試算してみます。月30万円あれば、独身はもちろん、家族持ちでも何とか生活できるだろうという想定です。

 

ただし、今回は完全リタイアではなく、より早期に実現できるセミリタイア・サイドFIREを想定していますので、退職後は副収入やアルバイトなどで、月10万円は稼ぐと仮定します。

独身でも月10万円のバイト収入なら現実的ですし、夫婦2人でバイト・パートで稼ぐなら、なおさら月10万円のハードルは低いと思います。

 

よって、上記②には、月30万円-月10万円=「月20万円」を入力します。

毎月の生活費として、月30万円が必要との想定だが、そのうち月10万円はバイトなどで稼ぐので、差し引いた残りの月20万円についてのみ、投資用資産でまかなう必要があるとの考え方です。

 

⇒上記③は、想定年間利回りとして、税引後で「3%」と想定します。

株式投資の長期的な平均年間利回りは、約6%~7%と言われていますが、保守的に見て、その半分の3%とします。

 

インカムゲインでの配当利回りから考えても、税引後3%の配当利回りを得るには、税金20%の想定で、通常の税引前の配当利回りが3.8%あればよい(3.8×0.8=約3%)ことになります。

実際には、通常の配当利回り4%以上の銘柄もたくさんありますので、税引後3%の数字は、比較的現実的と考えています。

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試算の結果

上記前提条件に基づき、資金3,000万円、毎月の取崩し額20万円(=バイトなどからの収入月10万円を差し引いた後の額)、年間想定利回り3%の条件にて、金融電卓サイトで試算した結果は次の通りです。

金融電卓の画面

※出所:モーニングスター社HP

 

⇒この前提での試算で行われている計算は、細かい正確性は置いといて、ざっくりと言うと、以下の感じです。

1年目の収入は3,000万円×3%=90万円、一方、支出は20万円×12か月=240万円。よって1年目の収支は差し引きマイナス150万円。

 

2年目の収入は2,850万円(3,000万円-150万円)×3%=85万円、一方、支出は20万円×12か月=240万円。よって2年目の収支は差し引きマイナス155万円。

3年目以降も同様に計算し、資金がゼロになるまで、繰り返します。

 

資金3,000万円の場合、15年8か月間、資金が持つ(=資金がゼロになるまで15年8か月かかる)という結果になりました。

 

⇒上記と同様の試算を、資金4,000万円以上の場合も行いました。その結果は、以下の通りです。なお、毎月の取崩し額20万円、年間想定利回り3%の条件部分は変更していません。

 

資金3,000万円の場合 → 15年8か月

資金4,000万円の場合 → 23年1か月

資金5,000万円の場合 → 32年8か月

資金6,000万円の場合 → 46年3か月

資金7,000万円の場合 → 69年4か月

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試算結果に対する考え方

上記試算への評価・考え方はいろいろあり得ると思いますので、以下はそのうちの一つの考え方になります。

 

・上記試算は、サイドFIRE・セミリタイアが前提条件(バイトなどで月10万円稼ぐ前提)

 

年金受給の開始年齢は65歳であることから、副収入が月10万円程度ある前提であれば、65歳以降の生活は、1人または夫婦2人なので、年金+副収入月10万円で生活可能ではないか。

よって、65歳までの生活資金が持つ状態であれば、セミリタイアは可能となる。

 

例えば、今50歳の人が、今持ってる資金を運用しながら取り崩した場合に、資金がゼロになるまで15年かかるとしたら、資金ゼロになる時の年齢は65歳(50歳+15年)。そして、65歳からは年金がもらえる。

 

・すなわち、65歳から、資金ゼロまでの期間を引き算した年齢が、セミリタイア可能な年齢の目安となる。

 

資金3,000万円の場合 → 15年8か月 ⇒50歳でセミリタイア可能

資金4,000万円の場合 → 23年1か月 ⇒42歳でセミリタイア可能

資金5,000万円の場合 → 32年8か月 ⇒33歳でセミリタイア可能

資金6,000万円の場合 → 46年3か月 ⇒19歳でセミリタイア可能

資金7,000万円の場合 → 69年4か月 ⇒何歳でもセミリタイア可能

 

※つまり、あくまでも上記想定条件を前提とする一つの例になりますが、例えば資金4,000万円あれば、42歳でセミリタイアが可能という計算になります。

セミリタイアの後、投資や副業が順調に進めば、完全リタイア・配当生活の達成も見えてきます。

 

※そして、42歳までに、株式投資や給料・退職金などで資金4,000万円を作ることは、簡単とは言えませんが、決して不可能ではありません。

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まとめ

改めて試算してみると、毎月取崩しをしても、意外に結構長い期間、10年・20年以上と、何となく思っていたよりも長く、資金は持つということが分かりました。この点は、すごく心強いです。

 

上記試算に基づいて、大まかに言うと、

30歳なら5,000万円

40歳なら4,000万円

50歳なら3,000万円

 

の資金があれば、今回の前提条件では、セミリタイアが可能という試算でした。

感覚的にも、株式投資によって、十分達成可能な範囲だと思います。

但し、この金額はあくまで目安であり、個人個人それぞれの事情・理由で異なってきます。これより多く必要な人もいるでしょうし、逆にもっと少なくても大丈夫という人もいるでしょう。

 

金融電卓サイトでの計算は、3つの条件を入力するだけで、簡単にできますので、皆さんもぜひ試してみてください。いろいろ条件を変えてやってみると、結構楽しいですよ。

※その後、モーニングスター社のサービスは、ウェルスアドバイザー株式会社が引き継ぐことになりましたので、金融電卓については、こちらの同社のサイトをご参照ください。

 

もちろん、試算の前提条件次第で、資金が持つ期間は変わってきます。

毎月の生活費や想定利回りは、皆さんそれぞれの事情に応じて、設定してください。

 

その際のポイントは、保守的に見ることです。

 

毎月の生活費の想定は多めに余裕を持って設定すること、想定利回りは低めに厳しめに見ておくことが重要です。

子どもの教育費や親の介護費用など、人生には、思わぬ予定外の出費は付きものですから。

 

また、当然ですが、毎月の生活費が少なければ少ないほど、資金が持つ期間は長くなります。

実際の生活費は、自分である程度のコントロールが可能ですので、現実の支出を抑えることを心掛けることで、セミリタイアも近づきます。

 

私は、今回のような試算をすることが大好きなので、結構な頻度で、金融電卓サイトをいじっています。

 

試算上でセミリタイアが可能であることと、現実に会社を退職してセミリタイアに踏み切ることとは、家族への説得も含め、天と地ほど差があるわけですが、シミュレーションをあらかじめ行っておくと、いざという時の決断・覚悟がスムーズにできると考えています。

 

今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!

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