3月決算会社の本決算発表が終わり、今期の配当金予想が出そろいました。
そこで、累進配当ブラザーズを中心に、優良な高配当株について、今期の配当金予想をおさらいして、まとめて確認したいと思います。
「累進配当」とは、減配せずに、少なくとも前年配当を維持するか、または増配を行うという、素晴らしい配当方針のことです。
今回、優良な高配当株の配当金予想について復習しておくことで、今後、どの高配当株へ重点的に投資していくのか、投資方針を再確認したいと思います。
高配当株の今期配当金予想
1.三井住友フィナンシャルグループ
・前期21/3期配当金実績:190円
・今期22/3期配当金予想:200円
・現時点(2021.7.9)の配当利回り:5.4%
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス10円の増配予想です。
⇒配当利回りは、5%超と非常に高くなっています。
⇒三井住友FGは、減配しない累進配当政策を対外的に公約している数少ない企業です。
2.三菱商事
・前期21/3期配当金実績:134円
・今期22/3期配当金予想:134円
・現時点(2021.7.9)の配当利回り:4.4%
⇒今期の配当金予想は、前期実績と同額の配当を維持する予想です。
⇒三菱商事は、減配しない累進配当政策を対外的に公約している数少ない企業です。
⇒ただし、最近の経済誌のインタビューで、三菱商事の垣内社長が、明言はしていないものの、累進配当政策は今年度で終了する可能性ありとの発言をしているため、要警戒。
3.NTT
・前期21/3期配当金実績:105円
・今期22/3期配当金予想:110円
・現時点(2021.7.9)の配当利回り:3.8%
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス5円の増配予想です。
⇒現在11期連続の増配中で、減配は20年以上行っていません。
4.三菱HCキャピタル
・前期21/3期配当金実績:25.5円
・今期22/3期配当金予想:26円
・現時点(2021.7.9)の配当利回り:4.4%
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス0.5円の増配予想です。
⇒現在、22期連続の増配中で、コロナ禍での0.5円の増配は、連続増配を続けるという同社経営陣の意地を感じます。
5.東京海上ホールディングス
・前期21/3期配当金実績:200円
・今期22/3期配当金予想:215円
・現時点(2021.7.9)の配当利回り:4.2%
※上記は、一時的な特別配当を含まない、普通配当ベースのもの
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス15円の増配予想です。
⇒東京海上HDは、同社独自の施策として、「資本水準の調整」(自己株式取得や資本水準調整のための一時的な配当を含む)を行っていて、そのために今期は総枠1,000億円を用意している旨、発表しています。
よって、今後、既に発表済の普通配当215円に加えて、資本水準調整のために一時的な配当がプラスされる可能性があります。詳細は下記の記事をご参照ください。
6.オリックス
・前期21/3期配当金実績:78円
・今期22/3期配当金予想:78円
・現時点(2021.7.9)の配当利回り:4.2%
⇒今期の配当金予想は、前期実績と同額の配当を維持する予想です。
⇒2021年5月の決算説明会にて、オリックスのトップである井上CEOが、“22/3期の配当予想78円は必ず出す”、という発言をしていました。
さらに、今後の業績次第では増配もあり得るという内容の発言もありましたので、大いに期待しています。
今後の投資方針の検討
投資資金がたくさんあれば、上記の銘柄を全て買いたいところですが、私の資金は限られていますので、現在の状況を考慮すると、どの銘柄に重点的に投資すべきでしょうか。
結論から言いますと、以下の優先順位にて、投資を行っていきたいと思います。
どの銘柄も良い会社だと思っていますので、あえて順番を付けるならという位置付けでの優先順位です。
ただ、これはあくまで現時点のものであって、今後の状況次第では、フレキシブルに変更するつもりです。
①三井住友FG
②東京海上HD
③オリックス
④三菱HCキャピタル
⑤NTT
⑥三菱商事
⇒まずは、なんと言っても、5%超の配当利回りが魅力的な三井住友FG。
⇒東京海上HDとオリックスは、増配の可能性が高いと考えています。
⇒三菱HCキャピタルは、22期連続増配をストップさせることはないと考えます。
まとめ
今回取り上げた、累進配当ブラザーズを中心とする、優良な高配当株企業は、株主還元への意識が非常に高いと考えています。
自分の投資資金の中での優先順位を考えながら、今後も主力投資先・買い増しの対象として、できる限り投資をしていきたいと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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