株式市場にずっといることって、実はスゴく大事~キャッシュポジションの考え方~

キャッシュポジションの象徴

株式市場に長期間にわたって居続けること、つまり株式をずっと保有し続けることは、非常に重要です。

 

歴史的に、株式市場は上昇と下降を繰り返しながら、長期的には右肩上がりで上昇してきています。

 

しかし、株式市場が上昇する期間を少し逃すだけで、投資で得られる利益のパフォーマンスは大幅に減少します。

 

この点を踏まえて、今回は株式投資におけるキャッシュポジション(全体資産に対する現金の割合)をどうすれば良いか、考えてみました。

 

株式市場に居続けるべき理由

チャールズ・エリスが書いた、インデックス投資を推奨する名著「敗者のゲーム」。この投資本の中に、以下のような記載があります。

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—–以下、「敗者のゲーム」からの要約—–

・過去75年間の米国株式市場を分析すると、株式投資から得られるリターン・利益のほとんど大部分は、上昇率ベストの60か月間に達成されている。60か月は、75年(=900か月)という長期間のたった6%に過ぎない。

 

・もし、我々がこの上昇する月がどれかを見分けることができれば、その利益は測りしれない。しかし、それは全く不可能なのだ。株式市場の動きを予測することはできない。

 

・我々が知り得るのは、次のような、単純で貴重な事実である。すなわち、もし我々がこのベストの上昇月を逃したら、75年という長期間にわたって蓄積される利益のほとんどを失ってしまうということだ。

 

・例えば、1989年6月30日に、S&P500に1ドル投資した場合、その後10年間で上昇ベストの90日(10年間のうち、たった2.5%)を逃したら、22セントの損失となる。

 

・この教訓は明らかである。投資家は、株式市場が上昇する「稲妻が輝く瞬間」に、市場に居合わせなければならないということだ。

 

・株式市場が下がった時に打って出て、高くなれば引き下がるといった能力を、長期間継続して、一貫して発揮している大手の機関投資家など皆無である。

 

株式市場のタイミングに賭けてみようというのは、「悪魔のささやき」だ。決して、耳を傾けてはいけない。

—–要約 終わり—–

 

株式投資は、上昇期の少しの期間を逃すだけで、そのパフォーマンス・リターンが大幅に減少する。だからこそ、株式市場に居続ける(=株式を保有し続ける)必要があるし、非常に重要だということが、よく分かります。

 

⇒もし自分が上昇期を逃してしまったら、長期間の時間が無駄になってしまう。そんな状態を想像すると、ゾッとします。

 

⇒上記は、あくまで過去の米国株式市場のデータではありますが、どの株式市場でも、これから先にも通じる真理だと考えています。

キャッシュポジションについての考え方

株式市場のタイミングに賭けるべきではない、株式市場に居続けて「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないという、敗者のゲームで述べられている教訓は、キャッシュポジションについての考え方に関して、非常に参考になります。

 

キャッシュポジションは、全体資産に対する現金の割合をどうすれば良いか、という投資活動をするにあたって、非常に重要になる問題です。得られる利益を大きく左右します。

 

例えば、今100万円の現金を持っていて、これを株式に70万円投資したとすると、投資後の現金は30万円ですので、キャッシュポジションは30%となります(株式:現金=7:3)

 

投資をするにあたって、現金をどれくらい持っておくかには、いろいろな考え方があります。

 

もしこの先、株価が下がると思うなら、現金を多めに持っておくべきだし、株価が上がりそうと思うなら、今のうちに株式をたくさん買っておく(現金は少なくなる)べきだからです。

 

株式市場の局面に応じて、こんな風に言われたりします。全く正反対で面白いですね。

 

◇株式市場の暴落時:Cash is King.

現金は王様だ(現金があれば、暴落時の安い株価で買える)

 

◇株式市場の上昇時:Cash is Trash.

現金はゴミだ(現金を持っておくべきではなく、株を買うべき)

 

⇒ここで問題となるのは、結局、株式市場が暴落するか上昇するかは、正確に予測することができないということです。

 

●キャッシュポジションに関するマイルール

上記の点を総合的に考えて、私は自分のキャッシュポジションについて、以下のマイルールで運用しています。

 

1.原則として、現金は残さずに全額投資し、常にフルインベストメントする。

 

2.ただし、株式市場が下落する見込みがあると自分が考える場合は、投資用資産全体の最大20%までは、現金の割合を増やすことができる。

 

⇒いつになるか正確に予測することができない、株式市場が上昇する「稲妻が輝く瞬間」に、市場に居ることを重視し、原則は常にフルインベストメントします(余分な現金は残さない)

常にフルインベストメントしておけば、株価が上がる瞬間を逃すことはありません。

 

⇒しかし、確実に予測できない点は認識した上で、自分の相場観が入る余地を残し、最大20%までであれば、現金比率を高めることを許容しています。

これだと、少なくとも80%は株式に投資していることになりますので、自分の読みが外れても、株式市場の上昇のメリットを大きく逃してしまうことはありません。

反対に、自分の読みが当たれば、比率を増やした現金によって、下落した株式を安く買うことができます。

 

⇒なお、フルインベストメントは、あくまでも投資用資産の枠内でのことです。投資用に分類しているお金は、株式投資に全額使用するということになります。

その投資用資産とは別枠で、リスクヘッジとして、生活防衛資金や子どもの教育費用などの必要な現金は別途確保しておくべきと考えています。

まとめ

チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」における2つの名言、

 

・投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない。

・株式市場のタイミングに賭けてみようというのは「悪魔のささやき」だ。

 

この2つは、非常に深い意味を持つ、何度読んでも本当に含蓄がある、とても印象的な言葉だと思います。

 

これらを心に刻んで、原則フルインベストメントにて、株式市場の稲妻をゲットして、投資活動を続けていきます。

 

今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!

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