3月決算会社の第1四半期決算発表、12月決算会社の中間決算発表が終わり、今期の配当金予想が出そろいました。
そこで、累進配当ブラザーズその他の優良高配当株について、今期の配当金予想をおさらいして、まとめて確認したいと思います。
累進配当ブラザーズと私が呼んでいるのは、三井住友FG、三菱商事、ドコモ、JT、三菱UFJリースの5社のことです。
この5社は、減配せずに、少なくとも前年配当を維持するか、または増配を行う「累進配当」を長年継続している企業です。
今回は、この累進配当ブラザーズに加えて、その他の優良高配当株3社についてもチェックしていきます。
累進配当ブラザーズその他の優良高配当株の状況
第1四半期決算(3月決算会社)/中間決算(12月決算会社)の決算発表終了後の状況は、以下のようになりました。
上記の一覧表の会社について、その特長をピックアップしてみます。
1.累進配当政策を対外的に公約している会社
⇒三井住友FGと三菱商事は、減配しない累進配当政策を対外的に宣言しています。
⇒今期の配当予想も、上記の通り、この公約をきちんと守り、それぞれ配当維持と増配の予想です。
2.コロナ禍でも増配予想の会社
⇒三菱商事・ドコモ・東京海上HD・積水ハウスが、新型コロナウイルスで事業環境が悪化する中においても、今期「増配」をする予想です。
⇒このコロナ禍でも増配ができるという事実は、各社の収益力・財務基盤の固さ・株主還元意識の高さを示すものであるとも言えます。
3.超高配当利回りの会社
⇒コロナショックの中で、頑張って配当維持しているにも関わらず、超高配当利回りの会社がJTと三井住友FGです。配当利回りはJTが7%超、三井住友FGが6%超の高さ。
⇒もちろん、配当利回りだけで投資先を決めるわけではありませんが、総合的に考えても、この水準はお買い得レベルなのではないかと思います。
4.配当未定だけど、前向きな会社
⇒三菱UFJリースとオリックスは、新型コロナのため、今期の配当予想を未定としていますが、それぞれ独自の表現で、配当維持や増配への執念を感じさせています。
⇒三菱UFJリースは、決算発表資料にて、“これまでの21期連続増配の実績を尊重した上で今期配当を検討” “配当性向30%台を超える可能性あり”との表現を記載。
⇒オリックスは、今期の中間配当は前期同額を維持し、今期の期末配当は未定としていますが、今期21/3期の配当金については配当性向50%と大幅に引き上げることを発表。
⇒このように、三菱UFJリースとオリックスの両社は、今期の配当維持または増配に向けて、前向きな姿勢を示しています。
もちろん、まだ配当未定の状況ですが、今後、今期の配当予想がポジティブな結果発表となった場合、安心した投資家からの買いが入り、両社の株価が上昇することも十分に考えられます。
まとめ
今回取り上げた、累進配当ブラザーズその他の優良高配当株企業は、基本的な株主還元への意識が非常に高いと考えています。
上記の一覧表をじっくりと眺めながら、今後も主力投資先・買い増しの対象として、投資を行っていきたいと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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