2503キリンホールディングスは、高配当株の一つであり、私も現在保有しています。
本ブログに書きました、高配当株買いの4つの基準に照らして、キリンホールディングスを検討します。
基準1.配当利回りが3%以上(税引前)
キリンホールディングスの予想配当利回りは、約3.2%の高さ。基準1はクリアです。
基準2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)
キリンホールディングスの配当金の推移
2020年12月期:65円(前年比2%増)
2021年12月期:65円(前年と同じ)
2022年12月期:69円(前年比6%増)
2023年12月期:71円(前年比3%増)
2024年12月期予想:71円(前年と同じ)
キリンホールディングスは、増配傾向が続いていることから、基準2もクリアです。
なお、12月決算会社になります。
キリンホールディングスは1949年に上場し、その上場から現在まで、なんと70年以上!もの長きにわたって、減配していません(記念配当を除く普通配当ベース)。
驚異的に長い、非減配の期間です。
※ご参考:ダイヤモンドザイONLINEの記事
つまり、半世紀を超えて上場以来70年以上も、減配しない累進配当を継続していることになります。
この点にも、キリンホールディングスの株主還元意識の高さが表れています。
※累進配当とは、減配をせず、少なくとも前年の配当を維持するか、または増配を実施することです。
なお、キリンホールディングスは、株主優待として、所有株式数(100株以上、1,000株以上)に応じて、自社商品(ビールや清涼飲料)の株主への贈呈も実施しています。
優待でキリンビールや午後の紅茶をもらうと、ちょっと嬉しいですね。
株主優待の詳細は、下記キリンホールディングスのHPご参照。
基準3.倒産リスクがほぼ無いと考えられること
キリンホールディングスは、売上高2兆円超、時価総額1兆9千億円、日経平均225銘柄の一つの超大企業であり、倒産リスクは限りなく低いと想定されます。
基準4.業績が好調または堅調であること
キリンホールディングスは持株会社であり、傘下にキリンビール、キリンビバレッジ、協和キリン(医薬品事業)、メルシャン、小岩井乳業などを有しています。
ビール類のシェアは国内首位級で、アサヒビールと競っています。
食品事業メインなので、お馴染みの会社も多いですね。
一番搾り、本麒麟、晴れ風、SPRING VALLEY(クラフトビール)、氷結(チューハイ)、シャトー・メルシャン(ワイン)、午後の紅茶、生茶、キリンレモン、FIRE(缶コーヒー)、iMUSE(サプリメント)など、知名度と信用力があるブランドを多数所有しています。
キリンホールディングスは、事業を3つに区分しています。食領域・ヘルスサイエンス領域・医領域の3つの事業です。
・食領域:酒類・飲料・食品
(ビール、発泡酒、ワイン、お茶、紅茶など)
・ヘルスサイエンス領域:食を通じた、生活習慣病などの疾病の予防や健康の維持促進
(プラズマ乳酸菌の生産・提携企業への提供、iMUSEブランドの免疫ケアサプリメントなど)
・医領域:医薬品
(上場子会社の協和キリンでの医薬品開発)
※出所:キリンホールディングスHP
⇒食領域・ヘルスサイエンス領域・医領域の3つの事業を、それぞれ単独で行っているのではなく、上図のように3つが重なり合ってシナジー効果を発揮できるところが、キリンホールディングスの強みです。
⇒従前からの底堅い安定感がある食領域の事業に加えて、中長期的に、ヘルスサイエンス領域・医領域の事業拡大を図っていく経営方針です。
2024年4月、キリンビールは、新しいビールブランド「晴れ風」を発売。
販売1か月で年間販売目標の4割を超える200万ケースを突破するなど大ヒットし、好調な販売ペースとなっています。
爽やかなターコイズブルーのパッケージが目を引きますね! 今後の業績への寄与にも期待です。
※出所:キリンホールディングスHP
キリンホールディングスの事業基盤は固く、業績の数字には、年により多少のアップダウンがありますが、おおむね業績は堅調で、配当を維持できなくなるほど大きく悪化することはないと考えています。
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結 論
以上を総合的に考慮し、高配当株として、キリンホールディングスは買いと判断しています。
特に、上場以来70年以上の長きにわたって減配しない累進配当を継続していることと、企業としての総合的な安定感が、非常に魅力的です。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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