※本記事は、2020年版に更新しました。下記ご参照ください。
ブリヂストンの2018年12月期本決算の発表がありましたので、2019年版の内容に更新しました。
5108ブリヂストンは、高配当株の一つで、私も現在保有しています。
ちなみに、ブリヂストンという社名は、創業者の石橋さんの名前が由来になっているそうです。石橋を英語にすると、石=ストーン、橋=ブリッヂですが、これを逆さにして、ブリヂストンとしたとのことです。
本ブログの記事に掲載した、高配当株買いの4つの基準に照らして、ブリヂストンを検討します。
基準1.配当利回りが3%以上(税引前)
ブリヂストンの予想配当利回りは約3.7%であり、基準1はクリアです。
基準2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)
ブリヂストンの配当金の推移
2014年12月期:100円
2015年12月期:130円(前年比30%増)
2016年12月期:140円(前年比8%増)
2017年12月期:150円(前年比7%増)
2018年12月期:160円(前年比7%増)
2019年12月期予想:160円(前年と同じ)
ブリヂストンは、増配傾向が続いていることから、基準2もクリアです。
さらに、2019年度は、上限2,000億円の巨額の自社株買いを行っていくこと、かつ取得した自社株は全て消却する方針であることを発表しました。
自社株が消却されると、発行済株式総数が減少するので、1株当たりの価値(=株価)の上昇にプラスの効果が生じます。
ブリヂストン経営陣からは、増配・株主還元への強い意志を感じます。
基準3.倒産リスクがほぼ無いと考えられること
ブリヂストンは、売上高3兆6千億円以上、時価総額3兆円以上、日経平均225銘柄の一つの超大企業であり、倒産リスクは限りなく低いと想定されます。
基準4.業績が好調または堅調であること
ブリヂストンは、ご存じの通り、タイヤの製造・販売事業を行っており、北米や新興国など世界各国に展開しています。タイヤで世界首位の企業です。
タイヤは消耗品であり、必ず交換しなければならないという性質があります。
使用頻度にもよりますが、大体3~5年に一度、タイヤは買い替えなければなりません。
そのため、タイヤの需要は、好景気はもちろん、不景気であっても底堅い傾向があります。
一般車両だけではなく、建設用や鉱山用の特殊車両でも特別なタイヤが必要であって、この点でも一定の底堅い需要があります。
業績の数字は、ここ数年はジリジリと下げていますが、2019年度は増益が予想されています。さすがタイヤの王者ブリヂストンとも言うべき安定感は抜群です。
おおむね業績は堅調と言ってよいと思います。業績が配当を維持できなくなるほど大きく悪化することはないと考えています。
結 論
以上を総合的に考慮し、高配当株として、ブリヂストンは買いと判断しています。
特に、3.7%以上の高い配当利回りや、消耗品としてのタイヤ需要の底堅さ、経営陣の増配・株主還元への積極性が魅力的です。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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