3月は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本優勝など、嬉しいニュースもありましたが、米国シリコンバレー銀行の破綻・米国地方銀行の信用不安から始まり、クレディ・スイスの経営破綻・UBSによる救済、ドイツ銀行への懸念など、世界経済・金融システムに衝撃が走った月でした。
2023年3月末時点で、私の配当資産の状況は以下のようになりました。
配当資産の状況 2023年3月末時点
[時価ベース] ( )は構成比
値上がり期待株:1,300万円(17.6%)
高配当株 :6,100万円(82.4%)
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合 計 :7,400万円(100%)[前月末比マイナス300万円]
≪参考≫2023年3月末 日経平均株価:28,041円(前月末比プラス596円)
●現時点の予想配当金合計(税引後の手取り)は、年間228万円
=1か月当たり190,000円(前月末比プラス3千円)
「配当生活(※)」という目標を実現するため、毎日の投資活動によって、自分が受け取る配当金を少しずつ積み上げて増やしていくことを心掛けています。
※配当生活=株式からの配当金で生活できる、経済的に自由な状態
最初は、配当金は少ないですが、高配当株への投資を毎月コツコツ継続していくと、配当金が1か月当たり10万円を超えるまでに大きくなります。
小さな雪玉を転がして、大きな雪ダルマをつくっていくイメージです。
配当金が1か月10万円以上にまで成長すると、毎日の生活の中でも、配当金のありがたみを非常に実感するようになります。
毎月の給料とは別に、配当金が月額10万円以上入ってくる状況というのは、とてもありがたいし、助かります。
配当金は、一度きりの自分の人生でやりたいことをする、その経済的な手助けになってくれます。
そして、その配当金のありがたみを実感すると、今よりもっともっと配当金を積み上げたいという意欲が自然に出てきて、次の投資活動への強いモチベーションになる、という好循環のサイクルができあがります。
●2023年3月末現在、取得価格ベースでの計算で、税引後の配当利回りは5.2%(税引前の通常の配当利回りでは6.5%)
⇒私が高配当株へ投資する大きな理由は、保有している高配当株が増配を行うと、取得価格ベースでの「取得配当利回りと配当金がどんどんアップしていくから」です。
※取得配当利回り(取得価格ベースでの配当利回り)=1株当たり配当金÷購入時の株価
※上記式の分母は固定値で変わりませんから、分子の配当金が増配で増えると、取得配当利回りはアップしていきます。
例えば、1株当たり配当金が40円、株価が1,000円のA社株式を買ったとすると、配当利回りは4%(=40円÷1,000円)です。
このA社が1年後に増配して配当金が50円になったとすると、自分の取得配当利回りは5%(=50円÷1,000円)にアップします。
自分は何もしていないのに、当初の投資額1,000円に対するリターン(取得配当利回り)が4%から5%にアップしたわけです。
これこそが、高配当株の非常に大きなメリットであり、皆さんにぜひ知って頂きたい点、そして実際に皆さんに経験して実感頂きたい点でもあります。
高配当株を持っているだけで、購入時は配当利回り4%だったとしても、その後の増配によって、取得配当利回りが5%、6%、7%、それ以上に上がっていく。
この素晴らしい特長があるため、高配当株の増配傾向が継続していくと、保有中の高配当株の配当利回りが、将来的に取得配当利回りが二桁10%以上になることも、全く夢ではありません。むしろ普通にあり得ます。
そして、取得配当利回りがアップするということは、たとえ投資するお金が少なかったとしても、より大きな配当金額を受け取れることを意味します。
例えば、年間の配当金120万円(=月10万円)を受け取りたい場合、
・配当利回りが3%なら ⇒ 4,000万円の投資元本が必要(4,000万円×3%=120万円)
・配当利回りが10%なら ⇒ 1,200万円の投資元本でOK!(1,200万円×10%=120万円)
上記のように、配当利回りが10%であれば、配当利回り3%の時と比べて、投資元本が2,800万円も少なくて済みます。
これが、高配当株の大きな大きなメリットです。
人生を変える力を持っている、と言っても過言ではありません。
自分は何もしていなくても、働かなくても、たとえ昼寝をしていたとしても、優良な高配当株を保有しているだけで、増配によって、受取り配当金と取得配当利回りが少しずつアップしていく。
これは、お金に働いてもらう、お金でお金を稼ぐことを意味しています。お金持ちが更にお金持ちになっていく理由でもあります。
まさに、高配当株からの配当金は、完全な理想的な「不労所得」です。
そして、半ば自動的に少しずつ増えていく配当金によって、少しずつ毎日の生活が豊かになっていく。
こういった配当金の体験をすると、高配当株が大好きになりますし、投資へのモチベーションも非常に上がります。一度体験すると、もう高配当株投資は止められません!
この増配による効果を長期間にわたって受けるために、できるだけ早めに、できるだけ多めに、高配当株を買って長期的に保有していく方針で投資を続けています。
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今月の振り返りと今後の方針
3月の株式市場は、上旬は好調に推移しましたが、3/10に米国シリコンバレー銀行(SVB)が経営破綻したことを皮切りに、米国地方銀行やクレディ・スイスの信用不安、ドイツ銀行への懸念などが次々に生じて、金融業界を中心に、株価は急落しました。
その後、各国政府当局による異例の迅速な対応や、UBSがクレディ・スイスを救済合併したことなどもあり、株式市場は持ち直しつつあります。
こういう時に改めて思うのは、中長期で俯瞰してみる視点の重要性と、配当金の安定性です。
今回のSVBショックでの急落は大きいように感じますが、個別の株価や株式指数を再確認してみると、以下の通りになります。
●三井住友FGの株価
2022年12月末:5,296円
2023年 2月末 :5,972円
2023年 3月末 :5,298円
⇒現在3月末の株価は、2月末と比べればマイナス11%だが、昨年末比ではほぼ同じ。
●三菱商事の株価
2022年12月末:4,283円
2023年 2月末 :4,629円
2023年 3月末 :4,751円
⇒現在3月末の株価は、2月末と比べてプラス3%、昨年末比ではプラス11%
●日経平均株価
2022年12月末:26,094円
2023年 2月末 :27,445円
2023年 3月末 :28,041円
⇒現在3月末の日経平均は、2月末と比べてプラス2%、昨年末比ではプラス7%
上記の通り、今月はSVBショックだ、クレディ・スイス経営破綻だなどと大騒ぎになり、株式市場も一時急落しましたが、月が終わってみれば3月末の株価は、日経平均と三菱商事は直近の1か月前と比べてもプラスという水準です。
SVBショックの震源ド真ん中の金融業である三井住友FGですら、3か月前の年末時と比べれば、ほぼ同じ株価であって、ダウンしていません。
もちろん、今回のショックがこのまま終わるのか、まだまだ油断できない状況ですので、ウォッチを継続する必要はありますが、いったん冷静になって、中長期的な視点で比較して考えてみることは、投資に役立ちます。
また、今回のSVBショックが起きた後において、保有する株式からの配当金は着々と、まるで何事もなかったかのように入金されてきます。配当金は、1円も減っていません。
それどころか、3月本決算会社の5月決算発表に向けて、増配の期待も高まっています。
この配当金の安定性はスゴいです!
株価の上下の激しさと比較すると、配当金は、特に優良な高配当株であれば、減配は簡単には起きません。
今月は激動の3月でしたが、そのような中で、積水ハウスが23/1期の本決算発表とともに、増配を発表してくれました!
しかも、前期23/1期の増配、及び今期24/1期の配当予想も増配で、ダブル増配です。
増配によって、保有しているだけで、配当金と取得配当利回りがアップする好循環が起きています。
ありがとう、積水ハウス!
今月は、引き続き三井住友FGの買い増しをしました。
SVBショックやクレディ・スイスショックがあっても、日銀が異次元の金融緩和からの出口探しに動いているという方向性は、別に変わっていません。
4月9日に、日銀の植田新総裁が就任することも、全く変わっていません。
三井住友FGが、外部要因で一時的に株価が下がるなら、買っておくチャンスだと考えています。
3/31には、東証から各上場企業に対して、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等に関するお願いについて」という通知が正式に出ました。
この通知によって、4月から始まる新年度以降、PBR1倍割れの企業は、その改善策を発表・実施していく流れになるので、株式市場への好影響・株価上昇が想定されます。
高配当株の中でも、PBR1倍割れの企業は多いので、これからが楽しみです。
SVBショック後の株式市場の動向を注視しながら、今後も高配当株に少しずつ投資して、受取り配当金を積み上げていきます。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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