高配当株投資は減配さえ避ければ負けることはない~では、どうすれば?~

高配当株投資で配当金をゲット!

 

高配当株の最大のリスクは、なんと言っても「減配」です。

 

減配…恐ろしい響きです。高配当株投資家としては、最も聞きたくない言葉ですし、見たくない文字ですね。

 

しかし、逆に言えば、高配当株投資は、減配さえ避ければ、負けることはありません!

そう、なんとかして減配だけは避ければいいんです

 

では、どうすれば減配を避けられるのでしょうか?

今回は、減配を避ける方法について、考えてみました。

 

減配しない高配当株が負けない理由

減配さえ避ければ、高配当株投資は負けることがないのは、なぜでしょうか。

 

減配を避ける=増配または配当維持ですから、減配さえ避ければ負けないということは、裏を返せば、増配または配当維持なら負けない・勝つという意味になります。

 

その負けない理由と仕組みについて、減配以外の場合(=増配または配当維持)に株価がどのような動きをするか、考えてみます。

 

1.増配すれば、単純に人気が高まる

当り前ですが、増配すれば配当金が増えます。

 

もらえるお金が増えると素直に嬉しいですから、その高配当株の人気は高まって、買いが集まり、株価が上がります

なお、増配発表時の市場動向によっては、短期的には株価が上がらない場合もありますが、長期的には、増配は株価に反映されて、株価は上昇します。

 

2.増配すれば、配当利回りがアップし株価も上昇する

例えば、現在の株価が1,000円で、配当金を年間40円出しているA社を想定します。A社の配当利回りは、4%(40円÷1,000円)になります。

 

※配当利回り=1株当たり配当金÷株価

 

このA社が40円から50円へ配当金を増配することを発表した場合、通常、以下のように株価と配当利回りが動きます。

 

A社の配当利回りは4%から5%へアップ(50円÷1,000円)

→通常は配当利回り4%のA社の株が、配当利回り5%で買えるなんてお得だ、と買い注文が入る

→買いが集まり、株価が1,000円から1,250円に上昇する

→その結果、配当利回りは以前の水準の4%(50円÷1,250円)に戻る

 

増配を行った場合、上記のような動きが起きて、その高配当株の株価は上昇します。

 

3.配当維持の場合でも、株価が下がりにくい

配当利回り=1株当たり配当金÷株価

 

ですので、配当が維持されている状態で、分母である株価が下がれば、逆に配当利回りは上がります

 

例えば、現在の配当利回りが4%の高配当株であれば、株価が下がれば下がるほど、配当利回りは4.1%、4.5%、5%、6%・・・と、どんどん上がっていきます。

 

そうすると、どこかの時点で、株式市場にいる多くの投資家たちが、この配当利回りなら割安だと判断して買いを入れますので、高配当株の株価下落は、ある程度のところでブレーキがかかり、ストップします。

 

このように、高配当株は、株価が下落しても、配当利回りの上昇によって、ある程度のところで株価が下げ止まるようになっています。天然のセーフティネットみたいな感じです。

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4.配当維持の場合でも、配当金で投資元本を回収できる

上記2のA社にもう一度、登場してもらいます。

 

A社は、現在の株価が1,000円で、配当金は年間40円。A社の配当利回りは、4%(40円÷1,000円)です。

 

そして、A社株式を1株買ったとすると、株価1,000円ですから、投資金額は1,000円です。

 

配当利回りは4%で、年間配当金が40円ですから、1年で40円(=投資金額の4%)を回収することができます。

※なお、ここでは単純化のため、配当金にかかる税金約20%は考慮していません。但し、2024年からの新NISAで非課税枠が大幅拡大かつ無期限になるので、配当金非課税の想定も現実性があります。

 

この場合、A社が増配をせず、ずーーーっと配当金が40円だったとした場合でも、配当金を25年受け取れば、投資金額の1,000円を回収できます(40円×25年=1,000円 または4%×25年=100%)

 

投資金額の全額100%を回収したら、その後の配当金や株式時価は全て利益となるため、負けは無くなります。

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しかも、上記は株価が1円(≒100%ダウン)になった場合でも、25年で100%回収できるから負けないという前提での話です。

 

現実には、株価がほぼ100%ダウンするまで下がることは、めったにありません。

もし株価が30%ダウンだったら、配当維持の場合、約8年(=30%÷配当利回り4%)でマイナス分を回収できます。

50%ダウンの半値になっても、約13年(=50%÷配当利回り4%)で回収可能です。

 

配当維持の場合でこれですから、少しでも増配があれば、回収期間はもっと早くなります。

(もっと言えば、仮に減配があっても、無配にならない限りは配当金がありますから、回収期間は長くなってしまいますが、長期的・将来的には株価マイナス分は配当金で回収できてしまいます)

 

⇒上記1~4の理由によって、増配または配当維持(=減配以外のケース)の場合は、高配当株投資で負けることはありません。

減配を避ける方法

上記のように、減配を避けて、増配または配当維持を行う高配当株へ投資をすれば、負けることはないわけですが、

 

では、どうすれば、減配を避けることができるでしょうか?

 

減配を避ける方法について考えます。

 

1.累進配当ブラザーズへ投資

「累進配当」とは、減配をしないで、少なくとも前年の配当を維持するか、または増配を実施するという、素晴らしい配当方針のことです。

 

例えば、今年の配当が100円だったら、来年の配当は100円以上を出すというのが、累進配当ですね。

 

累進配当ブラザーズは、この素晴らしい累進配当を公約していたり、長年継続している企業たちです。具体的な銘柄は下記の記事をご参照ください。

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累進配当は、減配をしない配当方針ですから、累進配当ブラザーズに投資することが、減配を避けることにつながります

 

もちろん、配当方針の変更はあり得るので、絶対に減配しないわけではありませんが、累進配当ブラザーズへの投資は、減配を避ける有力な方法だと考えています。

 

2.過去の配当実績をチェック

投資する候補の企業が、過去に減配しているかどうかをチェックします。

過去に、一時的な業績悪化で、安易に減配しているような企業には投資しません。

 

過去は将来を保証するものではありませんが、過去の減配動向を確認することで、その企業の株主還元姿勢をある程度、推測できます。

 

過去と言っても、上場全期間を調べる必要はなく、ここ最近15年~20年程度で十分です。

逆に、あまり古い時期は、その会社の今の企業風土や配当方針、株主還元姿勢などが異なっていることもあるからです。

 

特に、2008年9月のリーマンショックや2020年3月のコロナショック前後で、その企業の配当がどうなったかを確認すると、非常に参考になります。

事業環境が苦しい時に、その企業が配当について、どんな判断をしたかが分かります。

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なお、企業の配当実績は、証券会社や投資情報サイトなどで調べられますが、まずは当該企業のホームページを見るのが、正確性が高いと思います。

 

各サイトでは、直近10年程度の配当実績しか見れない場合もあります。その場合は、各社の有価証券報告書(各社のホームページや金融庁のEDINETで閲覧可能)で調べることが可能です。

 

有価証券報告書の初めの方の表(※)に、提出年度から過去5年分の配当実績が記載されています。

※第一部【企業情報】→ 第1【企業の概況】→ (2)提出会社の経営指標等

 

なお、有価証券報告書は、金融商品取引法に基づく法定書類なので、各社とも項目・フォームは同じです。

 

例えば、2015年3月期の有価証券報告書を見れば、2011年3月期から2015年3月期の5年分の配当実績を確認できます。

ですので、自分が調べたい年度から5年以内の有価証券報告書を見ることで、過去の配当実績が分かります。

 

3.適時開示情報の定期的な確認

決算発表や合併などの重要な事項が発生した場合、上場企業は、東京証券取引所のホームページで遅滞なく公表すること(適時開示)が義務づけられています。

 

適時開示情報を定期的に確認することで、その企業の減配の兆候をつかめる可能性が高まります。通常は、業績の悪化→減配 の順番に起こりますので、適時開示で業績動向をチェックしておくことが重要です。

 

適時開示情報は、毎日チェックします。

毎日、多くの上場企業が適時開示していますが、自分の保有する企業と投資候補の企業の適時開示だけを確認すればよいので、そんなに大変ではありません。

 

適時開示のチェックを手助けしてくれるアプリもありますので、上手に活用してみてください。

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4.分散投資

これは減配を避ける効果というよりも、むしろ減配を受けた時のダメージを最小限に抑える方法です。

上記1~3と併用することで、減配リスクを低くすることができます。

 

分散投資とは、持っているお金を、一つの株式銘柄に全て投資してしまうのではなく、複数の銘柄に分けて投資することを意味します。

 

分散投資をしておけば、保有する株式銘柄の数が増えますので、仮に保有株式のうち1社が減配したとしても、減配で受けるダメージを小さくすることができます。

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例えば、投資金額が100万円で、これを10社それぞれに均等に10%(10万円)ずつ投資します。

 

10社の配当利回りは4%で同じだったとすると、1社当りの配当金は年間4千円(=10万円×4%)です。投資ポートフォリオ全体100万円での受取り配当金は、4万円(=1社4千円の配当金×10社)になります。

 

上記のケースで1社が減配して配当金が半分になった場合、損失は1社当り配当金4千円の半分ですから、マイナス2千円です。

この損失は、投資ポートフォリオ全体で受け取る配当金の5%(=2千円÷4万円)になります。

上記ケースでは、10社に分散投資したことで、減配による損失は、全体の5%に抑えることができました。

 

このように、分散投資しておくことで、保有する株式銘柄の一部が減配したとしても、受取り配当金全体に対するダメージを小さく抑えることができます。

 

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まとめ

高配当株投資において、できる限り減配を避ける方法、仮に減配があってもダメージを小さく抑える方法には、上記のようなものがあります。

 

繰り返しですが、高配当株投資は、減配さえ避ければ、負けることはありませんから、上記の方法をフル活用していきたいと思います。

 

それにしても、高配当株投資は減配さえ避ければ負けないし、仮に保有する高配当株の一部が減配したとしても、分散投資でダメージを小さく抑えておけば、残りの保有株式でトータルリターンでは勝つ可能性が高いです。

 

そして、最初の銘柄選びを慎重に行えば、減配リスクを大きく下げられます

累進配当ブラザーズに代表される優良な高配当株は、減配どころか、増配傾向を続けています。

 

増配があれば、インカムゲイン(配当金)はもちろん、キャピタルゲイン(株価上昇)も、ダブルで得られます

 

高配当株投資のように、長期的に見て、こんなに勝つ確率が高い、かつ大勝ちする可能性も結構ある投資方法が、他にありますでしょうか。

 

なにせ、高配当株投資は、減配だけ避ければいいんです。

それが難しいんだよ、と言われそうですが、成長株投資などで将来株価が上がる銘柄を選び出したり、手元にキャッシュフロー(配当金)が入らないインデックス投資を延々と何十年も続ける忍耐力よりも、よっぽど簡単ではないかと思います。

 

今後も、減配には注意しながら、高配当株にコツコツと投資を行い、増配の時には大いに喜び、受取り配当金を積み上げていきます。

 

今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!

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