高配当株、4つの買いの基準、続きです。
これは、増配が続けば、受け取れる配当金がどんどん増えていくからです。
そして、増配が続いているという事実からは、その企業の意志、つまり増配継続・株主還元への強い意志・配当方針を感じ取ることができます。
また、このような企業は、仮に業績不振で増配ができなくても、極力減配を避ける(=最低限、前年の配当額を維持する)傾向もあります。
配当利回りで考えると、増配されると、購入価格ベースでの配当利回りがどんどんアップしていきます。
例えば、下記の場合、
A社の株式:株価2,000円で1,000株購入、1株当たり配当金60円
・配当利回り:60円/2,000円=3%
⇒購入後、A社が1株当たり配当金を10円増配して70円にしたとすると、
・配当利回り:70円/2,000円=3.5%にアップ
⇒さらに1年後、80円に増配したとすると、
・配当利回り:80円/2,000円=4%にアップ
この間、投資した側の自分としては、A社株式を保有し続けているだけで、実質的には何もしていないわけです。
ですが、A社株式を持っているだけで、配当利回りは3%から4%にアップし、さらにこの先も増配が行われるたびに、配当利回りはアップしていきます。
たとえ、A社の株価が購入時より下がって、含み損になったとしても、増配が行われる限り、受取配当金はどんどん増加していきます。
上記の例で、配当利回りのアップと配当金額の増加の関係を見てみると、投資金額は株価2,000円×1,000株=200万円なので、
配当利回り3%の場合:投資金額200万円×3%=6万円(当初)
配当利回り4%の場合:投資金額200万円×4%=8万円(当初比1.3倍)
配当利回り5%の場合:投資金額200万円×5%=10万円(当初比1.6倍)
このように、増配の継続が期待される優良な高配当株を購入して、数年持っていると配当金がどんどん増えていきます。
ですので、増配が続く可能性が高い高配当株を選別して購入すれば、もし現時点での受取配当金が配当生活に不足していても、数年後には配当金が増加して、配当生活が可能になるということも期待できます。
私も、早め早めに高配当株を購入して持ち続けるという戦略を実行しています。
●「高配当株、4つの買いの基準」の基準3以降については、下記をご参照ください。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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