3月決算会社の本決算発表も終わり、今期2023/3期の配当金予想が出そろいました。
そこで、優良な高配当株の累進配当ブラザーズについて、今期の配当金予想をおさらいして、まとめて確認・チェックしたいと思います。
「累進配当」とは、減配せずに、少なくとも前年配当を維持するか、または増配を行うという、素晴らしい配当方針のことです。
今般、優良な高配当株の配当金予想について復習しておくことで、今後、どの高配当株へ重点的に投資していくのか、投資方針を再確認しておきたいと思います。
高配当株の今期配当金予想
1.三井住友フィナンシャルグループ
・前期22/3期配当金実績:210円
・今期23/3期配当金予想:220円
・現時点(2022.8.1)の配当利回り:5.3%
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス10円の増配予想です。
⇒配当利回りは5%を超えていて、非常に高い水準となっています。
⇒三井住友FGは、減配しない累進配当政策を対外的に公約している数少ない企業です。
2.三菱商事
・前期22/3期配当金実績:150円
・今期23/3期配当金予想:150円
・現時点(2022.8.1)の配当利回り:3.7%
⇒今期の配当金予想は、前期実績と同額の配当を維持する予想です。ただし、この配当予想は保守的ではないか(=増配の余地あり)と個人的には考えています。
なお、前期22/3期配当も、もともとの予想は134円と、21/3期配当と同じ額の予想を出していましたが、最終的には150円に増配となりました。
⇒三菱商事は、減配しない累進配当政策を対外的に公約している数少ない企業です。
3.稲畑産業
・前期22/3期配当金実績:110円
・今期23/3期配当金予想:115円
・現時点(2022.8.1)の配当利回り:4.7%
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス5円の増配予想です。
⇒稲畑産業は、減配しない累進配当政策を対外的に公約している数少ない企業です。
4.オリックス
・前期22/3期配当金実績:85.6円
・今期23/3期配当金予想:配当性向33%または前期配当金額の高い方
・現時点(2022.8.1)の配当利回り:3.6%
⇒今期の配当金予想が意味するところは、最低でも前期配当と同じ額の配当を出す、もし今期利益が前期利益を上回ったら前期配当以上の配当を出す、というものです。
⇒つまり、オリックスは、減配しない累進配当政策を実質的に宣言したことになります。
5.NTT
・前期22/3期配当金実績:115円
・今期23/3期配当金予想:120円
・現時点(2022.8.1)の配当利回り:3.2%
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス5円の増配予想です。
⇒NTTは、現在12期連続の増配見込みであり、減配は20年以上も行っていません。
6.三菱HCキャピタル
・前期22/3期配当金実績:28円
・今期23/3期配当金予想:31円
・現時点(2022.8.1)の配当利回り:4.8%
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス3円の増配予想です。
⇒三菱HCキャピタルは、現在23年連続の増配中であり、同社経営陣の連続増配記録への意識を感じます。
7.東京海上ホールディングス
・前期22/3期配当金実績:255円
・今期23/3期配当金予想:300円
・現時点(2022.8.1)の配当利回り:3.8%
※東京海上HDは、2022年10月1日付で1:3の株式分割を実施予定ですが、上記は前期との比較のため株式分割前の配当金予想で記載しています。
⇒前期実績と比べて、今期の配当金予想はプラス45円の増配予想です。
⇒東京海上ホールディングスは、2002年に持株会社として上場以来、20年以上も減配をしていません。
今後の投資方針の検討
投資資金に余裕があれば、上記の高配当株を全て買いたいところですが、私の資金は限られていますので、現在の状況を考慮すると、どの銘柄に重点的に投資すべきでしょうか。
結論から言いますと、現状で上から3つを挙げるとすると、以下の優先順位にて、投資を行っていきます。
どの銘柄も良い会社だと思っていますので、あえて現在の順番を付けるならという位置付けでの順位です。
ただ、これはあくまで現時点のものであって、今後の状況次第では、フレキシブルに変更します。
①三井住友FG
②三菱HCキャピタル
③東京海上ホールディングス
⇒まずは、なんと言っても、5%超の配当利回りが非常に魅力的な三井住友FG。
⇒三菱HCキャピタルは、23年連続増配をストップさせることはないと考えています。また、2021年4月1日付で日立キャピタルと合併した統合効果も本格的に発揮される時期です。
⇒東京海上HDは、さらなる自社株買いや増配など、追加の株主還元に期待しています。
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まとめ
今回取り上げた高配当株企業たち、累進配当ブラザーズは、株主還元への意識が非常に高いと考えています。
自分の投資資金の中での優先順位を考えながら、今後も主力投資先・買い増しの対象として、できる限り投資をして、配当金を積み上げていきたいと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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