「減配リスク」、怖いですね。
なんとしても避けたい。
高配当株投資で必ず指摘されるのが、この減配リスクです。
減配で、配当を減らされ、株価も真っ逆さまに落ちていく。なんて怖ろしい。
高配当株は、文字通り配当が多いので、減配リスクも相対的に高そうに見えます。
減配リスクが嫌で、高配当株への投資をしない人もいます。
高配当株投資は、減配リスクがあるから、ちょっとなあとネガティブに捉えて、ためらう人も多いようです。
しかし、ここであえて言わせてください!
「減配リスクを気にしすぎて、大きな機会損失をしていませんか?」
「なんとなく、減配リスクばかり言いすぎたり、考えすぎていませんか?」
なにしろ、高配当株投資は、減配さえ避ければ負けることはありません、必勝です。
なぜなら、当たり前ですが、増配があれば、株価は上昇するからです。
だからこそ、“減配リスク気にしすぎ症候群” を乗り越えて進んだ先には、明るい未来が待っています!
今回は、減配リスクには注意が必要だけど過度に気にすると非常にもったいない、という点について書いてみました。
※なお、本記事は、減配リスクを軽視するものでも過小評価するものでもありません。投資をする際は、自己責任で決定して下さい。
減配リスクのダメージは大きいのか?
減配リスクとひとくちに言っても、その具体的な内容は様々です。
今、1株当たり配当が80円、株価が2,000円、配当利回り4%(=80円÷2,000円)のA社があったとします。
この配当80円が、1円減って79円になるのも、10円減って70円になるのも、配当が半分の40円になるのも、無配の0円になってしまうのも、全て減配リスクと言えます。
減配すれば株価も下がるので、株価下落も含めて、減配リスクです。
けれども、減配リスクで受けるダメージは、それぞれ異なります。
1円や10円の減配なら余裕で耐えられるでしょうし、50%減配や無配になったら、大ダメージを受けるでしょう。
下手すると、致命傷(=経済的に破綻し投資から退場)になりかねません。
ただし、致命傷がどういう状況なのか、具体的に考えてみると、非常に限定されたケースです。
例えば、1社に集中投資していたら、突然前触れもなく、無配が発表されて株価も10分の1以下になって、下落した株価が10年以上戻らない、といった状況が想定されます。
致命傷のレベルは各人によって異なりますから、ご自分にとって、減配でどんなレベルの状況になったら致命傷になるのか、具体的な数字で想定してみて下さい。
でも、そんな致命傷の状況になることは、めったにないですよね。
というより、自分で分散投資や情報収集しておくことで、ほぼ防げると思います。
減配リスクが実現化したとしても、大多数の投資家は、10社~20社またはそれ以上への分散投資を行っていますし、かつ減配と言ってもいきなり無配ではなく、10%や20%程度の減配だったりします。
ですので、自分の投資ポートフォリオ全体が受けるダメージは、全体で見れば数%であることが多い。
つまり、減配リスクがあるから危険だと言っても、ほとんどの場合は致命傷にはならず、分散投資を行うことで、全体から見れば小さなダメージに抑えられます。
減配リスクの大きさは各社で異なる
当然のことですが、減配リスクの大きさは、各社それぞれで異なります。
例えば、三菱商事のような超大企業と、上場したばかりの売上高50億円の企業とでは、減配をする可能性を考えると、一般的には後者の方が減配リスクは高いです。
企業規模がでかいからと言って、必ずしも良いわけではないですが、財務基盤が盤石で、ちょっとやそっとの不況ではびくともしない、三菱商事のような超大型高配当株。
しかも、三菱商事は、減配しない累進配当政策を対外的に公約までしています。
こういった累進配当ブラザーズのような、優良な超大型の高配当株企業を投資対象とすることで、減配リスクを相対的に小さくすることができます。
もし減配リスクを乗り越えたら・・・
上記のように、分散投資や優良な超大型高配当株企業へ投資することによって、減配リスクを乗り越えて、投資先企業の減配が実際には起きなければ、どうなるでしょうか。
その場合に待っている未来は、めちゃめちゃ明るいです。素晴らしいバラ色の未来です!
まず、減配さえ無ければ、高配当株投資で負けることはありません。
そして、減配が無いということは、配当維持または増配が行われる、緩やかな増配傾向が続くということです。
増配傾向が継続していけば、負けないだけではなく、下記の検証記事のように、大きな利益(キャピタルゲインもインカムゲインも)をゲットできます!
取得価格ベースでの配当利回りも、どんどん高くなっていきます。
なお、仮に途中で何らかの減配があっても、ダメージがポートフォリオの一部・数%に限定されていて、上記でいう致命傷レベルでなければ、ここでの結論の方向性に変わりはありません。
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まとめ
高配当株投資には、減配リスクは確かにあります。
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でも、上記のように、減配リスクは小さくできるし、ほとんどの場合、致命傷にはならない。
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一方、逆に、もし配当維持や増配によって、緩やかな増配傾向が続けば、大きな利益を得られる可能性がある。
増配すれば株価も上昇するので、キャピタルゲインもインカムゲインも得られる、素晴らしい未来。
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だからこそ、高配当株投資はチャレンジする価値が非常にあります。
なんとなく「減配リスク」を怖いものだと受け止めるのではなく、具体的にはっきりと「減配リスク」の中身を自分で考えてみれば、過度に怖がることはありません。
少なくとも、減配リスクが怖いから高配当株投資はやめておこう、と反射的に思う必要はありません。
減配リスクばかりを言いすぎ、考えすぎて、高配当株投資について検討しないのは、あまりにももったいない機会損失です。
減配リスクについては、適切に注意を払って、それを乗り越えた先には、とっても明るい未来が待っています!
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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