9986蔵王産業は、高配当株の一つで、私も現在保有しています。
本ブログの記事に掲載した、高配当株買いの4つの基準に照らして、蔵王産業を検討します。
基準1.配当利回りが3%以上(税引前)
蔵王産業の予想配当利回りは約4.1%であり、余裕で基準1はクリアです。
基準2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)
蔵王産業の配当金の推移
2015年3月期:50円
2016年3月期:55円(前年比10%増)
2017年3月期:55円(前年と同じ)
2018年3月期:61円(前年比10%増)
2019年3月期予想:61円(前年と同じ)
蔵王産業は、前年と同額以上の配当金を維持しつつ、ジリジリと右肩上がりで、増配傾向にあることから、基準2もクリアです。
基準3.倒産リスクがほぼ無いと考えられること
蔵王産業は、売上高約70億円、時価総額約90億円の小型株です。
無借金経営で自己資本比率が80%を超えているため、現時点での倒産リスクは低いと想定されます。
なお、規模が小さいため、日常的にウォッチしておくことが必要です。といっても、ヤフーファイナンスで蔵王産業のニュースをチェックするくらいで十分です。
基準4.業績が好調または堅調であること
蔵王産業は、清掃・洗浄機器の輸入販売・研究開発を行っている企業です。
主に、オフィスビルやショッピングモール、工場などがお客さんになります。
時々、ショッピングモールなどで見かけますが、床を大型の掃除機みたいなもので、ゆっくりと動かして清掃している人がいると思います。
あれを蔵王産業は販売しています。高圧で水を発射する洗浄機もあります。
蔵王産業HPの商品情報を見て頂くとイメージが湧くと思います。
業務用、特に工場用の清掃・洗浄機器については、生産効率に関わってくるため、専門性が高く要求される場合も多く、その需要は根強いものがあります。
たとえ、不景気になっても、工場やオフィスビルを清掃しないわけにはいかないですから。
業績は、派手さはありませんが、売上高・営業利益とも、ジリジリと少しずつ右肩上がりを継続していて、おおむね業績は堅調です。配当を維持できなくなるほど大きく悪化することはないと考えています。
また、時価総額が約90億円と小さいため、今後の堅実な業績拡大によって、株価の上昇も期待できるという点も楽しみです。
結 論
以上を総合的に考慮し、高配当株として、蔵王産業は買いと判断しています。
特に、4%の高い配当利回りと、事業の堅実性・需要の底堅さが魅力的です。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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