3496アズーム(値上がり期待株)~不動産テックで高成長!~

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駐車場

3496アズームは、値上がり期待株の一つで、私も現在保有しています。

 

本ブログの記事で書いたマイルールの、値上がり期待株買いの3つの基準に照らして、アズームを検討します。

値上がり期待株、3つの買いの基準
配当は少ないか、またはゼロであるが、成長途上の会社であって、株価の値上がりが期待できる株(売買益、キャピタルゲインを狙うグロース株)を、私は値上がり期待株と呼んでいます。私は、以下の基準に該当する値上がり期待株を購入しています。主に、東証マ...

 

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基準A.業績が好調で成長していること

=原則として、売上高は前年比10%以上、営業利益は前年比15%以上の伸びを2年以上継続していること

 

アズームの業績推移 単位:百万円、( )は前年比

2019年9月期:売上高2,728   営業利益93

2020年9月期:売上高3,814(40%増) 営業利益224(2.4倍)

2021年9月期:売上高4,974(30%増) 営業利益507(2.3倍)

2022年9月期:売上高6,417(29%増) 営業利益878(73%増)

2023年9月期予想:売上高8,000(24%増) 営業利益1,250(42%増)

 

売上高も営業利益も順調に伸びていて、成長に勢いがあります。よって、基準Aはクリアです。

 

上記の通り、コロナショックの中でも、同社の業績は拡大を続けるという力強さを見せています。

 

基準B.時価総額が1,000億円以下であること(できれば300億円以下が望ましい)

アズームの時価総額は、2021年4月現在、約130億円です。

時価総額130億円程度とまだ小さく、時価総額の点からも、今後の成長余地が大きいです。よって、基準Bもクリアです。

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基準C.今後も成長が継続する理由について、何らかのストーリーが描けること

アズームは、遊休不動産活用事業とビジュアライゼーション事業(3DのCG制作等)の2つの事業を行っていますが、規模的には前者の事業割合が圧倒的です。

 

遊休不動産活用事業のメインとなっているのは、駐車場のサブリース事業です。

 

なあんだ、駐車場かよと思った人もいるかもしれませんが、上記の基準Aの業績推移をもう一度見てみてください。利益が倍々で増えています。それだけ儲かるような強みをアズームは持っていると考えられます。

 

アズームの駐車場サブリース事業は、オーナーから駐車場を借り上げて、月極駐車場を探している人に転貸(また貸し)するというビジネスモデルです。

分単位のコインパーキングではなく、月額制の月極駐車場がメインです。

 

駐車場を所有するオーナー ⇒ アズーム ⇒ 駐車場の契約者

という流れです。

 

この流れだけを見ると、アズームを中間に入れずに、オーナーが直接に契約者へ駐車場を貸せば良いように見えますが、ここにアズームの機能があります。

 

オーナー単独では、なかなか契約者を見つけられず、逆に契約者側も単独では、自分の必要条件に合った立地の駐車場をなかなか見つけられないからです。

 

アズームは、このオーナーと契約者の両方をつなぐ役割を果たしています。

 

●駐車場の借り上げ(アズームから見ると仕入れ面):

アズームのメイン取引先は、「附置義務駐車施設」を所有している駐車場オーナーです。

 

マンションや商業ビルなどの大規模建築物には、床面積に応じて、一定数の駐車場を設置することが法律によって義務付けられています。この駐車場が「附置義務駐車施設」です。

 

例えば、マンションには平置きや機械式の駐車場が必ずありますが、あれは、そのマンション全体の戸数や床面積によって、駐車場は最低○台を設置しなければならない、と法律で決まっているからです。

 

しかし、特に大都市では、電車などの代替手段があるため、そもそも車を所有する人自体が減っていますので、マンション住民の駐車場需要も減少していて、駐車場の空きがどんどん増えています。

 

都市部のマンションに住んでいる方は分かると思いますが、マンションの掲示板などに、駐車場契約者募集の貼り紙を見かけることがよくあるのではないでしょうか。

 

本来、この駐車場代は、マンション管理組合に支払われ、マンションの管理費や修繕費の一部に充当される予定のものですから、駐車場が長期で空きになると、管理組合の財政面でマイナスになり、困った状態になります。

 

アズームは、これらのマンションや商業ビルで余剰となった「附置義務駐車施設」を一括で借り上げます。

空きが出て困っていたマンション管理組合や商業ビルオーナーにとっても、ありがたい話で、いわゆるWin-Winの関係です。

 

●月極駐車場の賃貸契約(アズームから見ると販売面):

アズームは、「Car Parking」という、全国約4万件の月極駐車場情報を掲載する、駐車場検索サービスのサイトを運営しています。

駐車場や月極駐車場のワードで検索すれば、検索結果の上位に表示される強力なサイトです。

 

Car Parkingのサイトで、月極駐車場の希望条件をリクエストして、アズームに探してもらうこともできます。

 

月極駐車場の需要というのは、場所が100mでも違えば、全く異なってきますし、Aさんにはベストな駐車場の場所でも、Bさんには全くダメな場所ということもあり得ます。

 

この契約者と駐車場とのマッチングのところが、アズームの腕の見せ所、ノウハウとなります。

 

月極駐車場の仲介は労力がかかるため、地元の不動産会社は敬遠することが多いのですが、アズームは独自の駐車場に特化した膨大なデータ・ITシステムも活用して、マッチングします。

 

いったん契約すれば、月極駐車場の賃貸収入は、毎月入るキャッシュフローとして、1台・2台とどんどんと積み上がっていきます。

もちろん一部の台数の解約はあり得ますが、長期的には、安定したストック収入が右肩上がりで積み上がっていくビジネスモデルです。

 

⇒上記のように、アズームの強みは、仕入力・販売力・IT活用力です。

「世の中の遊休不動産を活躍する不動産に」を企業ビジョンに掲げ、不動産とテクノロジーを融合した不動産テック事業を推進。ベトナムにIT子会社も設立しています。

 

⇒アズームは、現在、札幌・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡に拠点を有していますが、これらのエリアでの拡大に加えて、全国の他の地方中核都市へも事業を拡大していくことで、利益成長が続くと考えています。

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結 論

以上を総合的に考慮し、値上がり期待株として、アズームは買いと判断しています。

 

特に、月極駐車場サブリースという、独特で堅実なビジネスモデルによって上場するまでに成長してきた事実、そしてそれを全国展開すべく拡大中であること、かつ時価総額が小さいので、今後の株価上昇余地が非常に大きい点が魅力的です。

 

現在のアズームの時価総額は約120億円であり、これが10倍になっても、時価総額1,200億円です。将来のテンバガーは十分に期待できるのではないかと考えています。

 

今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!

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