2471エスプール(ジャスダック上場)は、値上がり期待株の一つで、私も現在保有しています。
本ブログの記事に掲載した、値上がり期待株買いの3つの基準に照らして、エスプールを検討します。
基準A.業績が好調で成長していること
=原則として、売上高は前年比10%以上、営業利益は前年比15%以上の伸びを2年以上継続していること
エスプールの業績推移 単位:百万円、( )は前年比
2016年11月期:売上高9,236 営業利益507
2017年11月期:売上高11,696(27%増) 営業利益674(33%増)
2018年11月期予想:売上高14,500(24%増) 営業利益940(39%増)
売上高および営業利益は、素晴らしい勢いで伸びています。儲かっています。
よって、基準Aはクリアです。
基準B.時価総額が1,000億円以下であること(できれば300億円以下が望ましい)
エスプールの時価総額は、約270億円です。まだまだ小型で、時価総額の点からは成長余地が非常に大きいです。よって、基準Bもクリアです。
基準C.今後も成長が継続する理由について、何らかのストーリーが描けること
エスプールは、物流のアウトソーシング事業、コールセンターへの人材派遣事業、障がい者雇用支援サービス事業などを展開している、ユニークな企業です。
社会的な課題をビジネスを通じて解決する、というのがエスプールの企業理念です。
物流のアウトソーシング事業では、ネットショッピングやカタログ通販について、お客様からの注文・倉庫での入荷出荷作業、在庫管理、入金管理、返品業務など、通販に関するバックヤード業務を顧客企業に代行して、エスプールが引き受けています。
越境EC(国境を越えて販売するオンライン通販)にも対応していて、米国アマゾンでの販売を希望する日本企業への支援なども行っています。
障がい者雇用支援サービス事業では、農園で障がい者を農業従事者として雇用して農作物を栽培するという事業を、エスプールが支援するサービスを提供しています。
法律で、企業は全従業員の2.2%以上(法定雇用率)の人数の障がい者を雇用しなければならないと定められています。
しかし、この数字を各企業が自社の中だけで達成することは、さまざまな困難があり、容易ではありません。そこで、エスプールのサービスが生まれました。
エスプールが提供するこのサービスにおいて、各企業は、エスプールの農園で働く障がい者を自らの会社の従業員として雇用します。
これによって、各企業は、その障がい者を法定雇用率を満たす者としてカウントすることができます。
そして、障がい者の方にとっては、働く場所を確保することができます。
各企業と障がい者の方、双方にとって、メリットがあるサービスとなっていて、社会的な意義も大きい事業です。
上記のように、エスプールが展開する事業は、いずれも社会的な需要が根強いものです。
ネット通販は今後ますます需要が拡大していきますし、コールセンター業務は各企業のコストダウンには欠かせません。
障がい者の法定雇用率問題については、官公庁ですら数字を架空計上していて、社会的なニュースになったところです。これから、エスプールの障がい者支援サービスに対する需要はますます強まっていくと考えられます。
エスプールは、今後の需要が大きい、社会的な基盤となる事業を行っているため、業績は将来的に拡大していくと想定されます。
これからどこまで成長していくのか、まだ時価総額が小さいこともあって、非常に楽しみです。
結 論
以上を総合的に考慮し、値上がり期待株として、エスプールは買いと判断しています。
特に、社会的に必要とされる需要が大きい事業を行っていて、成長・拡大が期待できるという点と、時価総額が小さく今後の成長余地が大きい点が魅力的です。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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