7593VTホールディングスは、高配当株の一つで、私も現在保有しています。
本ブログの記事に掲載した、高配当株買いの4つの基準に照らして、VTホールディングスを検討します。
基準1.配当利回りが3%以上(税引前)
VTホールディングスの予想配当利回りは約4.0%であり、基準1はクリアです。
基準2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)
VTホールディングスの配当金の推移
2015年3月期:14円
2016年3月期:18円(前年比29%増)
2017年3月期:17円(前年比6%マイナス)
2018年3月期:18円(前年比6%増)
2019年3月期予想:20円(前年比11%増)
VTホールディングスは毎年増配しており、増配傾向が続いていることから、基準2もクリアです。
※上記の2016年3月期の配当には、特別にこの年だけ、東証一部上場記念配当の2円が含まれていますので、2016年3月期の普通配当は16円になります。
さらに、VTホールディングスは、株主還元の一環として、株主優待(カタログギフト)を導入しています。
1,000株(投資必要金額約50万円)以上の株主に対し、推定5千円相当の商品のカタログギフトが送られてきます。
VTホールディングス経営陣の株主還元・配当への意識は非常に高く、VTホールディングスの増配傾向は続くと推定されます。
基準3.倒産リスクがほぼ無いと考えられること
VTホールディングスは、売上高2千億円以上、時価総額600億円以上、東証一部上場の大企業であり、倒産リスクは低いと想定されます。
基準4.業績が好調または堅調であること
VTホールディングスは、自動車販売関連(日産・ホンダの自動車ディーラー)の事業を中心に展開しています。
企業買収や海外での事業展開も積極的に行っていて、海外事業は売上高の39%を占めるまでに成長しています。
また、自動車の点検・車検・修理・メンテナンスなどのサービス部門の収益は、VTホールディングス全体の約40%の水準に達しています。
これらの顧客の源泉は、今までにディーラーとして、車を販売してきたお客さんたちです。
車を販売して終わりではなく、販売後もメンテナンスなどで長くお付き合いしているということです。
VTホールディングスでは、この管理顧客の増加にも注力していて、管理顧客へのサービス提供から安定的な収益を生み出すストック型ビジネスモデルを構築しています。
驚くべきことに、このストック型ビジネスモデルからの収益が高いため、理論上・計算上、仮に新車が全く売れなかったとしても、VTホールディングスの業績は赤字にならないという、強い財務基盤を有しています。
VTホールディングスが高配当株として、将来も安定的に高い配当を継続していく上で、この安定収益を生むストック型ビジネスモデルは好ましいと言えます。
業績の数字には、年により多少のアップダウンがありますが、おおむね業績は堅調であり、配当を維持できなくなるほど大きく悪化することはないと考えています。
結 論
以上を総合的に考慮し、高配当株として、VTホールディングスは買いと判断しています。
特に、4.0%以上の高い配当利回りと安定した収益基盤を有している点が魅力的です。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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