7812クレステック(ジャスダック上場)は、値上がり期待株の一つで、私も現在保有しています。
本ブログの記事に掲載した、値上がり期待株買いの3つの基準に照らして、クレステックを検討します。
基準A.業績が好調で成長していること
=原則として、売上高は前年比10%以上、営業利益は前年比15%以上の伸びを2年以上継続していること
クレステックの業績推移 単位:百万円、( )は前年比
2017年6月期:売上高14,879 営業利益691
2018年6月期:売上高17,295(16%増) 営業利益800(16%増)
2019年6月期:売上高17,642(2%増) 営業利益955(19%増)
2020年6月期:売上高15,964(9%減少) 営業利益688(28%減少)
2021年6月期:売上高17,248(8%増) 営業利益1,111(61%増)
2022年6月期:売上高18,610(8%増) 営業利益1,175(6%増)
2023年6月期予想:売上高17,736(5%減少) 営業利益1,009(27%減少)
売上高の伸びも、営業利益の伸びも2019年6月期までは順調に右肩上がり。2020年6月期以降は新型コロナの影響で業績はアップダウンしていますが、21/6期・22/6期と順調に回復してきました。
23/6期予想では、フィリピンの税制改正に伴う損失などを見込んでいますが、一過性のマイナス要因とされています。
よって、22/6期決算が終わった時点では、基準Aは微妙なところですが、24/6期決算での回復を見込んで、一応クリアとします。
基準B.時価総額が1,000億円以下であること(できれば300億円以下が望ましい)
クレステックの時価総額は、2018年10月現在、約50億円です。まだまだ超小型で、時価総額の点からは成長余地が非常に大きいです。よって、基準Bもクリアです。
基準C.今後も成長が継続する理由について、何らかのストーリーが描けること
クレステックは、各企業が製造する製品の取扱説明書・マニュアルや、メカニック技術者向けマニュアルについて、執筆からイラスト作成、データ作成、翻訳、印刷などを行っています。
対象製品は、例えば、自動車・バイク・エンジン・船舶・コピー機・洗濯機・冷蔵庫・ビデオカメラ・医療用機器・検査機器・医薬品・産業用ロボット・工作機械など、多種多様です。
これらの製品の取扱説明書・マニュアルを企業から委託を受け、クレステックが作成しています。この委託企業がクレステックのお客さんです。
取扱説明書なんて、その製品をつくった企業が自社で作成すればいいのではないか、と私は最初思いました。
しかし、いろいろ調べてみると、取扱説明書の作成には、分かりやすさ・デザイン構成・国際規格への対応・各国への法律への対応・安全性への配慮・専門用語の翻訳など、非常に専門的・技術的な知識が必要なのだと分かりました。
ここに、プロフェッショナルとしてのクレステックへの需要があります。
クレステックは、海外にも積極的に進出しています。
中国、香港、韓国、アメリカ、オランダ、ドイツ、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナム、インドなどに拠点があります。
海外での売上高は、クレステック全体の売上高の7割を占める規模に成長し、さらに拡大を続けています。
さらに、クレステックの予想配当利回りは約4%もあり、配当の面でも実に楽しみな会社です。クレステックは、高い配当利回りの配当金を受け取りながら、成長によるキャピタルゲインも狙える、貴重な存在です。
結 論
以上を総合的に考慮し、値上がり期待株として、クレステックは買いと判断しています。
特に、事業の成長・拡大が継続していて、かつ時価総額がとても小さいため、今後の株価上昇余地が非常に大きい点が魅力的です。
現在のクレステックの時価総額約50億円が、10倍になっても時価総額500億円、20倍になっても1,000億円です。どこまで大きくなるか、楽しみでワクワクします。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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