3135マーケットエンタープライズ(マザーズ上場)は、値上がり期待株の一つで、私も現在保有しています。
本ブログの記事に掲載した、値上がり期待株買いの3つの基準に照らして、マーケットエンタープライズを検討します。
基準A.業績が好調で成長していること
=原則として、売上高は前年比10%以上、営業利益は前年比15%以上の伸びを2年以上継続していること
マーケットエンタープライズの業績推移 単位:百万円、( )は前年比
2017年6月期:売上高5,630 営業利益マイナス7
2018年6月期:売上高6,333(12%増) 営業利益96(プラス103)
2019年6月期:売上高8,472(34%増) 営業利益452(4.7倍)
2020年6月期:売上高10,904(29%増) 営業利益655(45%増)
2021年6月期予想:売上高13,500(24%増)~14,500(33%増) 営業利益730(11%増)~903(36%増)
売上高の伸びも営業利益の伸びも、勢いがあります。
急成長中で、儲かっていて、コロナショックの中でも、きっちりと利益を出しています。
よって、基準Aはクリアです。
基準B.時価総額が1,000億円以下であること(できれば300億円以下が望ましい)
マーケットエンタープライズの時価総額は、約90億円です。時価総額100億円未満と小さく、時価総額の点からは、今後の成長余地が非常に大きいです。よって、基準Bもクリアです。
基準C.今後も成長が継続する理由について、何らかのストーリーが描けること
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業をメインに行っています。
ネット型リユース事業とは、販売店等を持たずに、インターネットを通じて、中古商品の買取りから販売までを行うサービスです。
最近の消費者は、リユース品(中古商品)に対する抵抗感が薄れてきていて、リユースなどの “賢い消費” が世の中の大きな流れになっています。
リユースの市場規模は、年々拡大しており、1兆8,000億円まで成長。2020年には2兆円を超えると推定されます。
この拡大する事業環境の中で、マーケットエンタープライズは、上場会社としての信用力も背景にして、「高く売れるドットコム」「ReRe」などの、買取り・販売ECサイトを運営し、
累計利用者は100万人を突破、総合リユースEC売上No.1、ヤフオクのベストストアを6年連続受賞といった、数々の実績が既にあります。
また、北海道から九州まで、物流拠点(リユースセンター)を設置し、全国的な体制を整備済みです。
扱っている中古商品のジャンルは、家電、楽器、カメラ、スマホ、パソコン、時計、スポーツ用品、ベビー用品、釣り具、工具、絵画など、多種多様にわたります。
そして、これらの中古商品の中でも、農機具、建機、医療機器という、専門知識が必要なため個人間取引の参入が難しく、海外市場への展開が可能な専門商材の買取販売事業が、堅調に拡大している点も、強みとなっています。
この専門商材の分野は、将来的に大きな可能性を秘めていると考えています。
さらに、マーケットエンタープライズは、中古農機具の買取りで農業総合研究所(東証マザーズ上場)と業務提携したり、三菱UFJ信託銀行と業務提携し、信託銀行の顧客に買取りサービスを提供するなど、他業種の企業との提携も着々と進めています。
結 論
以上を総合的に考慮し、値上がり期待株として、マーケットエンタープライズは買いと判断しています。
特に、拡大を続けるリユース市場において、事業が成長していること、かつ時価総額が小さいため、今後の株価上昇余地が非常に大きい点が魅力的です。
現在のマーケットエンタープライズの時価総額約90億円が10倍になっても、時価総額900億円です。将来テンバガーを超えて、どんどん大きくなっていくことを期待しています。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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