金融庁が発表したレポートで指摘があった、老後の年金不足2000万円の問題。
いろいろと世間で話題になっている、この2000万円問題ですが、高配当株への投資を早めに始めることで、解決可能だと考えています。
「老後の年金不足2000万円」問題とは?
この問題は、様々な考え方があると思いますが、ここでは、以下のような問題であると想定します。
”老後(65歳から95歳で亡くなるまでの30年間)に、夫婦2人世帯が豊かで充実した生活を送るためには、年金だけでは足りず、年金以外に2000万円が必要になる。”
老後に2000万円を用意するには?
生活費2000万円が不足するのは、65歳から95歳までの30年間です。
よって、1か月当たりで考えると、1か月約56,000円の不足になります。
※2000万円÷360か月(30年)=約56,000円/月
この1か月約56,000円の不足額を、何らかの方法で用意できれば、老後年金不足2,000万円問題は、解決です。
何らかの方法と言っても、老後30年間95歳まで、ずっと働き続けるのは非現実的ですから、やはりここは、不労所得で用意したいですね。
そこで、完全な不労所得である、配当金の出番です。
1か月56,000円の配当金
それでは、高配当株で1か月56,000円の配当金を受け取るには、どの程度の投資元本(現金)が必要でしょうか。
例えば、配当利回り5%(=税引後の配当利回り4%、配当金には税金が約20%かかる)の高配当株に投資するとします。
●税引後配当利回りが4%の場合
1か月56,000円の配当金(税引後の手取り額)を受け取るためには、65歳時点で1,680万円の投資元本を使って、高配当株を買うことが必要になります。
※1,680万円×4%÷12か月=56,000円/月
なあんだ、1,680万円の投資元本を用意できるくらいだったら、そもそもの問題の2000万円と大して変わらないじゃないか、と思うかもしれません。
しかし、高配当株には素晴らしい特長があるため、用意すべき投資元本は、もっと少なくても大丈夫です!
高配当株の素晴らしい特長
高配当株の特長は、「増配が行われることで、自動的に配当利回りと配当金がアップする」という点です。
ですので、当初の投資元本が少なめであっても、
増配で配当利回りアップ ⇒ 受取り配当金が増える
ということが想定できます。
高配当株の企業は、株主還元の意識が高く、毎年のように増配を実施する傾向があります。
そのため、たとえ現在の税引後配当利回りが4%でも、増配が継続的に行われると、数年後には、税引後配当利回りが5%を軽々と超えます。
詳しい計算内容などは、下記の記事を見てみてください。
上記の記事で検証していますが、例えば、NTT株式の配当利回り、直近3年間の増配率などで試算すると、投資から12年後には、税引後の配当利回りが10%に到達します。
準備すべき投資元本の金額は?
上記の試算では、投資から12年後に、税引後配当利回りが10%になりますが、ここでは余裕を見て、15年後に配当利回り10%になると考えてみます。
●税引後配当利回りが10%の場合
1か月56,000円の配当金をもらうためには、672万円の投資元本があればOKです。
※672万円×10%÷12か月=56,000円/月
よって、
1.優良な高配当株への投資から15年後には、税引後配当利回り10%になる
2.672万円を投資する
⇒つまり、50歳の時点(65歳の15年前)で、672万円を優良な高配当株へ投資できればよい、ということになります。
そのためには、例えば、今30歳だとすると、50歳まで20年間あります。
20年間で672万円を貯めればOKなので、毎月28,000円を積立て貯金すると、50歳時点で必要な投資元本を用意することが可能です。
※672万円÷20年÷12か月=28,000円/月
また、積立て貯金ではなく、30歳から1か月28,000円を、高配当株への投資に使っていけば、もっと多く、配当金をもらえる可能性もあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
★人生を変える「月額10万円の配当金」を受け取る仕組みをつくる方法はコチラ↓↓
ーーーーーーーーーーーーーーーー
まとめ
仮定条件での試算ですが、1か月28,000円の積立てであれば、全く手が届かないものではないと思います。
とにかく、早めにスタートすればするほど余裕ができますので、興味のある方は、ぜひ検討してみてください。
配当金は完全な不労所得で、寝てても遊んでても入金されますし、減配されない限り、95歳までと言わず、一生ずーーーーっと受け取れます!
私も、どんどん高配当株へ投資して、自分年金(毎月の配当金)をたくさん受け取れるようにしたいと考えています。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
コメント