4381ビープラッツ(マザーズ上場)は、値上がり期待株の一つで、私も現在保有しています。
本ブログの記事に掲載した、値上がり期待株買いの3つの基準に照らして、ビープラッツを検討します。
基準A.業績が好調で成長していること
=原則として、売上高は前年比10%以上、営業利益は前年比15%以上の伸びを2年以上継続していること
ビープラッツの業績推移 単位:百万円、( )は前年比
2017年3月期:売上高505 営業利益マイナス29
2018年3月期:売上高561(11%増) 営業利益46(+75)
2019年3月期:売上高635(13%増) 営業利益7(85%減)
2020年3月期:売上高537(15%減) 営業利益マイナス174(-181)
2021年3月期予想:売上高787(47%増) 営業利益26(+200)
サブスクリプションの基幹システム開発という同社の事業の性質上、先行投資が必要なため、業績はアップダウンしていますが、後述の通り、大手企業の採用・提携も進んでおり、今期予想は前年比で大幅プラスとなっています。よって、基準Aはクリアとします。
基準B.時価総額が1,000億円以下であること(できれば300億円以下が望ましい)
ビープラッツの時価総額は、約90億円です。まだまだ小型で、時価総額の点からは成長余地が非常に大きいです。よって、基準Bもクリアです。
基準C.今後も成長が継続する理由について、何らかのストーリーが描けること
ビープラッツは、「サブスクリプション」のプラットフォームシステムを提供しているIT企業です。
サブスクリプション(略してサブスクとも言われる)とは、利用者がモノやサービスを利用する権利を借りて、それを利用した期間について、料金を支払う方式のことです。
いわゆる定額制のサービス、継続契約をして毎月使った分を払う従量制課金のサービスなどを指します。
具体的には、音楽配信サービス(1か月●円で音楽が聴き放題)や、カーシェアリング、企業向け会計ソフトの提供(1か月●円でクラウド上のソフトウェアを使用可能)などがあります。
スマホ回線の利用やインターネット光回線、Amazonプライムなども、サブスクの一種です。
ビープラッツが提供するプラットフォームにおいては、大量のユーザーからの申込、契約、継続課金、料金計算、請求、支払決済、入金管理、商品在庫管理など、サブスクに関するあらゆる業務を、このプラットフォームシステム一つで、ワンストップで行うことができます。
ビープラッツの導入先には、トヨタ(KINTO)・NTTコミュニケーションズ・NTTデータ・コニカミノルタ・東京センチュリー・富士通・NEC・DELL・ブラザーなど、大企業も多く、その技術に対する信頼性も高いです。
今、社会が“所有“から”利用(サブスク)“の時代へ、大きく動き出しています。
サブスクのプラットフォームを提供するビープラッツには、強い追い風が吹いている状況です。そもそも、サブスクに対応したシステムがなければ、サブスク事業を始めることもできませんので。
いわゆる月額制課金のビジネスモデルであれば、全てに対して、ビープラッツのプラットフォームを利用できますので、これからマーケットがどんどん拡大していくことが想定されます。
そして、サブスク市場が大きくなればなるほど、ビープラッツの売上高もどんどん増えていきます。
ビープラッツのサブスクシステムを導入した企業からは、毎月の利用料がちゃりんちゃりんとビープラッツに入ってきます。
いったん導入すると、簡単に他社に切り替えることは難しいですから、長期的に安定したストック収入がどんどんと積み上がっていきます。
なお、ビープラッツの大株主は、東京センチュリー(リース大手の上場会社、時価総額約6,800億円の大企業)です。その東京センチュリーの大株主は、あの伊藤忠商事です。ビープラッツの規模はまだ小さいですが、資本関係もしっかりしています。
結 論
以上を総合的に考慮し、値上がり期待株として、ビープラッツは買いと判断しています。
特に、所有から利用への社会の流れの中、急拡大しているサブスク市場において、必要不可欠なプラットフォームを提供していること、かつ時価総額が小さいため、今後の株価上昇余地が非常に大きい点が魅力的です。
現在のビープラッツの時価総額約90億円が10倍になっても、時価総額900億円です。
どこまで大きくなるか、今から楽しみでワクワクしています。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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