最近、米国株投資のブームがスゴいですね。
その中でも、特に、GAFAM(※)と呼ばれる米国巨大IT企業の株価上昇が大きいと言われています。NASDAQ指数の上昇も、GAFAM5社の株価上昇が大きな部分を担っています。
※グーグル(Google)、アマゾン(Amazon)、フェイスブック(Facebook)、アップル(Apple)、マイクロソフト(Microsoft)
一方、日本株は、日経平均が3万円を割り込むなど、元気がありませんし、あまり人気がないようです。
SNSなどでは、もう日本株なんていらない、アメリカ株だけ買っておけば大丈夫だよ、という意見まで見られるようになってきました。
しかし、日本株は、本当にそんなにダメダメなのでしょうか?
私は、そうは思いません。日本株だって、まだまだ結構イケてるはず!?
そこで、今回は、がんばれ日本、日本株への応援の意味も込めて、米国株代表と日本株代表の株式銘柄について、実績リターン収益(株価上昇パフォーマンス)の比較対決を行ってみました。
果たして、米国株と日本株には、どれくらいリターンの差があるのでしょうか。
なお、本記事は米国株投資を否定する意図はありませんので、あらかじめご了承ください。
米国株代表の選抜
まずは、米国株代表として、3社を選抜します!
やはり、アメリカ企業と言えばGAFAMですから、その中から、日本の一般消費者にも馴染み深い企業を選んでみました。
グーグル(アルファベット)・アマゾン・アップルの3社です。
いずれも世界最強企業と言ってもいいくらいの企業であり、米国株代表としてふさわしいと思います。
日本株代表の選抜
次に、日本株代表として、3社を選抜します!
GAFAMに対抗できそうな、日本の巨大IT系企業で、かつ時価総額3兆円以上の大型株から選びます。
時価総額3兆円以上の日本企業は約50社ありますが、その中から、テック系の日本を代表する企業という観点で選んだ結果、次の3社となりました。
ソニー・任天堂・エムスリーの3社です。
この3社なら、日本代表として、GAFAMにも対抗できる気がします!
リターン実績の比較
1.米国株代表の5年リターン
⇒5年で、グーグルは3.2倍、アマゾンは4.7倍、アップルは5.1倍と、さすがの高いリターン実績になっています。
⇒配当金は2社がゼロで、稼いだ利益は事業成長への投資に使い、株主には株価上昇で報いるパターン。一方アップルは、そんなに多くはないですが、配当金を出しています。
⇒上記は円ベースでのリターンを見ていますが、為替レートが5年前と比べると円高になっていますので、円ベースではマイナス影響が出ています。
2.日本株代表の5年リターン
⇒5年で、ソニーは3.9倍、任天堂は3.7倍、エムスリーは5.7倍と、結構高いリターンになっています。米国株代表にも負けない、見劣りしないリターンと言ってもよいと思います。
⇒日本企業ですから、為替リスクはなく、円で投資して円で利益を得るパターンです。
⇒上記リターンは、米国株代表と同様に、配当金も含めた総合リターンになります。
まとめ
印象からすると、米国グロース株が日本株に圧勝するようなイメージもありますが、上記の通り、少なくとも、米国・日本のトップクラスの巨大テック系企業においては、そんなに差はありませんでした。
例えば、5年前に買うなら、グーグル(3.2倍)よりソニー(3.9倍)の方が、リターンは良かったわけです。
もちろん、これは単なる一例であって、比較する銘柄によっては、日米の比較結果は違ってきます。
ただ、優良な銘柄であれば、日本株も捨てたもんじゃないよ、というような数字だったので、少し安心しました。
結局はイメージではなく、米国株でも、日本株でも、自分できちんと調べた上で納得して投資することが重要だと考えています。米国株・日本株の両方に投資することも、全然ありです。
私は、10年・20年・30年と長期保有していくことを考慮して、当面は、今の日本の高配当株メインの投資方針を継続していこうと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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