このブログで書きました、配当生活(配当金生活)の実現を目指して、投資用元本を増やすための投資戦略5つのうちの一つ目です。
・高配当とは、配当利回りが2%以上、できれば3%以上の株式。
・大型株とは、日経平均の計算に採用される225銘柄と同じようなクラスの、時価総額が数千億円から1兆円以上になる大企業のことを指します。
ですので、必然的に東証1部上場の企業になります。例えば、トヨタ自動車とかパナソニックといった大きな会社のことです。
つまり、10年後、100年後であっても、おそらく存在しているであろう、将来倒産しそうもないという大企業を意味します。
こういった、つぶれる可能性が極めて低い大型株の中から、高配当の株式を選んで投資します。高配当かつ大型株という両方の条件を満たすという点がポイントです。
ここでもう一つのポイントは、もしその株式を買った後に、株価が下落した場合、ナンピンによって買い下がるということです。
なお、ナンピンとは、購入したA社株式の株価が下がってしまったら、同じA社の株式を追加で購入することによって、取得単価を引き下げるという手法です。
例えば、A社株式が1株1,000円の時に500株買ったとします。投資額は50万円(1,000円×500株)で、取得単価は1株1,000円です。
その後、このA社株式が値下がりして800円になったとします。この時に追加で500株を買うと、追加投資額は40万円(800円×500株)になります。
これら2回の投資分を合計すると、保有しているA社株式の数は1,000株(500株+500株)、投資額は90万円(50万円+40万円)ですから、取得単価は1株900円(90万円÷1,000株)です。
1回目の投資だけだったとすると、取得単価は1株1,000円ですから、現時点の株価800円が1,000円以上に戻らないと利益は出ません。
ところが、ナンピンした場合、取得単価が1株900円になりますので、現時点の株価800円が900円以上になれば利益が出るので、より少ない戻りでも利益が出るようになります。
但し、株価が800円からさらに下落した場合、ナンピンした時はその分だけ、損失額が膨らむということになります。
「下手なナンピン、すかんぴん」という格言があるように、ナンピンはリスクが拡大するため、決して行うべきではなく、当初の想定に反して下落した場合は損切り(含み損がある場合でも株式を売却して損を出してしまう)をすべきという意見の人も多いです。
ですが、私の投資戦略では“高配当かつ大型株“を選ぶことで、リスクを下げて、ナンピンを許容することにしています。
その理由は、以下の通りです。
・高配当株は、株価が下がるとますます配当利回りがアップするため、投資家からの買いが入りやすくなり、株価が一方的に下落し続けるリスクは相対的に低いこと。
例えば、現在1株1,000円で年間配当金が30円ある株式の配当利回りは3%(30円÷1,000円)です。この株価が900円に下がった場合、配当利回りは3.3%(30円÷900円)にアップします。
・大型株は、倒産で株式の価値がゼロになるリスクは非常に低く、一般に株主還元への意識も高いため、減配(配当金を減らす)のリスクも相対的に低いこと。
・資本主義経済が続く限り、一時的な下げがあったとしても、マクロ的・長期的には株式市場は拡大を続ける。
すなわち、株式市場全体としては一時的な下げがあっても、長期的には上がっていくものであり、その株式市場全体の構成で大きな比率を占めるものが大型株であること。
つまり、大型株をナンピンしても、最終的には株価が戻り利益が出る可能性が相対的に高いこと。
長くなってしまいましたが、今回の投資戦略1の具体的な手順は次の通りです。
1.高配当株(配当利回り2%以上)かつ大型株である上場会社の中から、好業績の会社を投資対象として選択。
2.この投資対象会社の株式購入用に使用するお金の総額を決定する。そして、総額の3分の1の金額を1回当たりの投資金額とする。
例えば、総額100万円の場合、33万円を1回当たりの投資金額とする。
3.まず、1回目の33万円を使って、投資対象会社の株式を購入する。
4.もし、買い値より10%株価が下がったら、2回目の33万円を使って再度購入する。
5.さらに、そこから10%下がった場合は、3回目の33万円を投入。高めの配当金を受け取りながら、株価の上昇を待つ。
6.上記と逆に、1回目に買った後、株価が上昇した場合は、まず購入株数の半分を売却して利益を確定する。
残り半分は株価の様子を見ながら売却するが、購入後の最高値より10%下がったら、そこで全て利益確定を行う。
上記の具体的手順の詳細については、今後このブログにて書いていきたいと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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