6889オーデリックは、高配当株の一つで、私も現在保有しています。
本ブログの記事に掲載した、高配当株買いの4つの基準に照らして、オーデリックを検討します。
基準1.配当利回りが3%以上(税引前)
オーデリックの予想配当利回りは約4.1%であり、基準1は余裕でクリアです。
基準2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)
オーデリックの配当金の推移
2015年3月期:100円
2016年3月期:130円(前年比30%増)
2017年3月期:140円(前年比8%増)
2018年3月期:150円(前年比7%増)
2019年3月期予想:170円(前年比13%増)
オーデリックは毎年増配し、増配傾向を継続していることから、基準2もクリアです。
基準3.倒産リスクがほぼ無いと考えられること
オーデリックは、売上高約380億円、時価総額約250億円、自己資本比率76%、実質無借金の大企業であり、倒産リスクは低いと想定されます。
基準4.業績が好調または堅調であること
オーデリックは、LED照明器具を製造販売する事業を行っています。
LED照明とは、発光ダイオード(LED)を光源として利用した照明のことです。発光ダイオードは、電気を流すと発光する性質を有する半導体です。
LED照明の特長は、省エネと長寿命です。
従来の白熱電球や蛍光灯に比べて、LED照明は、消費電力が約8分の1、製品寿命は約20倍です。
逆に、LED照明の弱点は、高価という点です。従来の照明の約10倍の価格となっています。
ただし、年々改良によって、コストダウンが進んでいますし、寿命が約20倍である点を考慮すれば、価格は高くないと考えられます。
現在の省エネ・環境保護の流れの中で、LED照明の市場は拡大を続けていて、普及が進んできています。
世界のLED照明市場の規模は、今後10年で現在の10倍以上の約10兆円以上に急拡大すると予想されています。
現状、日本国内の既存の照明器具におけるLED照明の比率は、まだ3割程度と推定されていて、経済産業省はこれを2030年までに100%にするという目標を掲げています。
すなわち、まだ残っている約7割の従来型照明を、2030年までに全てLED照明に切り替えるという国の目標です。
オーデリックの事業は、この国策に沿うもので、LED照明市場の拡大とともに、オーデリックの業績もジワジワと右肩上がりを継続しています。おおむね業績は堅調であり、配当を維持できなくなるほど大きく悪化することはないと考えています。
結 論
以上を総合的に考慮し、高配当株として、オーデリックは買いと判断しています。
特に、約4%の高い配当利回りと、LED照明市場の拡大による安定した需要が魅力的です。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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