3447信和(しんわ)は、高配当株の一つで、私も現在保有しています。
※その後、2020年5月に、信和は減配を発表したので、同社の株式については、売却する方針に変更しました。
本ブログの記事に掲載した、高配当株買いの4つの基準に照らして、信和を検討します。
基準1.配当利回りが3%以上(税引前)
信和の予想配当利回りは約4%であり、余裕で基準1はクリアです。
基準2.直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)
信和の配当金の推移
2015年3月期:0円
2016年3月期:0円
2017年3月期:0円
2018年3月期:43円
2019年3月期予想:44円(前年比2%増)
信和は、2018年3月に東証2部に新規上場したばかりの会社です。
上場時に配当を開始していて、今期も増配予想で、高い配当利回りを継続しています。少しイレギュラーですが、基準2もクリアです。
基準3.倒産リスクがほぼ無いと考えられること
信和は、売上高約160億円、時価総額約150億円です。
新規上場する企業は、通常は、上場審査がゆるめのマザーズ市場やジャスダック市場にまず上場しますが、信和は、審査基準の厳しい東証2部に直接上場してきました。
この点からも、現時点での倒産リスクは低いと想定されます。
なお、規模が比較的小さいため、日常的にウォッチしておくことが必要です。といっても、ヤフーファイナンスで信和のニュースをチェックするくらいで十分です。
基準4.業績が好調または堅調であること
信和は、建設現場向けに仮設資材を製造販売する事業を行っています。
仮設資材とは、主に建設用の足場です。
下記写真のような、建物を建設するために外側に作る足場のことです。大工さんたちが、この足場に乗って作業をします。
足場は、大工さんたちの生命を守る非常に重要なものであるとともに、建設作業の効率を左右する重要な資材でもあります。
信和はこれに対応し、ロック機能付きで、安全性と施工効率が大幅にアップした「次世代足場」を開発し、販売を拡大しています。
信和の足場は、戸建て住宅から中高層ビルまで、ほとんどの建設現場をカバーする商品です。
日本はこれから東京オリンピックや昭和に建設された道路・ビルなどの社会インフラ施設の大量の建て替えや補修、メンテナンスが予定されています。
“建築物のあるところに足場あり”、ですので、信和の足場に対する需要は、ますます拡大していくと想定されます。
そして、信和は、フィリピンやベトナムといった、これからの成長・建設需要が期待できる新興国に、既に進出しています。この点も楽しみです。
信和は、このように、高い配当利回りによる配当金を受け取りながら、信和が拡大・成長していくことによる株価の上昇も期待できる、というダブルメリットがあります。
まだまだ時価総額150億円と小さいため、成長余地もたっぷりです。
業績の数字には、年により多少のアップダウンがありますが、おおむね業績は堅調であり、配当を維持できなくなるほど大きく悪化することはないと考えています。
結 論
以上を総合的に考慮し、高配当株として、信和は買いと判断しています。
特に、4%の高い配当利回りと事業の成長性が期待できる点が魅力的です。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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