企業が増配を発表すると、その企業の株価は上昇します。
当たり前だと思うかもしれませんが、これを配当利回りの観点から見ると、以下のようなサイクルになります。
増配と株価上昇のサイクル
増配する → 配当利回りがアップ → 人気が高まり株価が上昇 → 配当利回りが増配前の水準に戻る
例えば、現在の株価が1,000円で、配当金を年間30円出しているA社を想定します。A社の配当利回りは3%(30円÷1,000円)になります。
このA社が30円から40円へ配当金を増配することを発表した場合、通常のケースでは、以下のように株価と配当利回りが動きます。
A社の配当利回りは3%から4%へアップ(40円÷1,000円)
→通常は配当利回り3%のA社の株が4%で買えるなんてお得だ、と買い注文が入る
→買いが入った結果、株価が1,000円から1,300円に上昇
→その結果、配当利回りは以前の水準の3%(40円÷1,300円)に戻る
ここで注目は、最後の段階で、配当利回りは元の水準に戻っていますが、株価は1,300円にアップしたままだということです。
そして、翌年も増配が行われ、A社の配当金が40円から50円になったとすると、
A社の配当利回りは3%から3.8%へアップ(50円÷1,300円)
→通常は配当利回り3%のA社の株が3.8%で買えるなんてお得だ、と買い注文が入る
→買いが入った結果、株価が1,000円から1,666円に上昇
→その結果、配当利回りは以前の水準の3%(50円÷1,666円)に戻る
上記のケースでは、A社の株価は、2年前と比べると、1,000円から1,666円に上昇しています。
将来増配を行う企業の株価は上昇する
上記のように、将来増配を継続して行う企業の株を買うことができれば、その企業の株価は長期的に上昇を続けます。
勝率は、ほぼ100%と言っても過言ではありません。
しかも、株価の上昇というキャピタルゲインと、増配で増えた配当金というインカムゲインとの、両方のメリットを受けることができます。
問題は、「将来増配を継続して行う」企業をどうやって選択するか、です。
この点、高配当株はいろいろありますが、一つの方法として、累進配当ブラザーズの企業を選べば、比較的リスクが低く、「将来増配を継続して行う」企業を選ぶことができます。
累進配当とは、減配せず、少なくとも前年の配当を維持するか、または増配を実施するという配当方針ですので、上記の条件を満たすことができます。
将来の増配を継続する企業に投資して、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を手に入れましょう!
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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