ジェレミー・シーゲル博士が書いた「株式投資の未来」という本にも、ずいぶん影響を受けました。
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シーゲル博士は、金融学の名門、ペンシルベニア大学ウォートンスクールの教授です。
博士は、過去100年分!のアメリカ株式市場のデータを分析し、どのように投資すれば、長期にわたって高いパフォーマンスを得られるのかを研究しました。
その成果が、この本「株式投資の未来」の中で述べられています。
簡単に言うと、永続する会社こそが投資家にとんでもない利益をもたらす、
その株式とは、高配当・グローバル・バリュエーションの良さという特徴を持つ会社のことです。
配当が高く、世界中でビジネスを展開している会社を指します。
バリュエーションの良さとは、マーケット(投資家たち)が予想している以上の利益・増益率を上げるということで、実際の増益率の数字の良さではありません。
つまり、マーケットが年率30%の利益成長を予想している中で、増益率20%の結果しか残せなければ、株価は下がるということです。
増益率20%というのは大変立派な数字ですし、なかなか達成できない率ですが、それでも、マーケット予想以下ではパフォーマンスが低くなります。
逆に、マーケットが1%の増益率を予想しているときに、増益率5%の結果を出せば、株価のパフォーマンスは上がります。
これには、その会社の業種が、ハイテク産業とか斜陽産業とかは関係ありません。
ハイテク産業の高成長企業が増益率20%という素晴らしい数字を叩き出しても、マーケットがそれ以上(例えば30%)の成長を期待・予想していた場合は、株価はさえないものとなります。
斜陽産業の会社であっても、マーケットにそんなに期待されていない中で、まあまあの結果を出した場合は、株価は上がります。
これらのことをシーゲル博士は、過去100年分のデータを詳細に分析して、検証しています。
また、高配当の株式は、配当金(インカムゲイン)だけではなく、株価自体の値上がり(キャピタルゲイン)のパフォーマンスも優れているということも述べられています。
私を含め、高配当の株式への投資を行っている投資家にとっては、非常に勇気づけられる内容となっています。
なお、シーゲル博士が書いた本は、本の表紙の色の違いによって、赤本・青本・緑本と呼ばれています。
「株式投資の未来」は赤本です。
私は3冊の中では、やはりこの赤本が一番のお勧めです。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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