株式市場が暴落したら、勇気を出して買っておく。
こうすれば、将来株価が上がった時に、大きな利益が出ることは歴史が証明しています。
長期的に見れば、株式市場は右肩上がりで成長してきました。
しかし、連日のように株価が落下していく恐怖の中で、買い向かうことは通常なかなかできません。
株式市場の暴落の際に、勇気を出して買い向かうことができるようになるために、今回は、コロナショックの暴落時に優良な高配当株を買っていたら、どれだけの利益が得られていたのかについて、具体的な数字を調べてみました。
対象の高配当株
調査する対象の高配当株企業として、減配しない累進配当ブラザーズを中心に、以下の企業をピックアップしました。
・三井住友フィナンシャルグループ
・三菱商事
・NTT
・三菱HCキャピタル
・東京海上ホールディングス
・オリックス
暴落時の株価とその後
コロナショックが起きた2020年3月の月末に、上記の高配当株を買っていた場合、現在どうなっていたかを検証します。
※暴落時株価→2020年3月末
※現在株価→2022年2月14日現在
※配当利回り(暴落時取得価格ベース)=現時点の予想配当金/暴落時株価
→暴落時の株価で買っていたら、現時点での取得価格ベースでの配当利回りが何%になっていたかを示すもの
●三井住友フィナンシャルグループ
・暴落時株価:2,623円
・現在株価 :4,353円
・株価上昇率:+65.9%
・配当利回り(暴落時取得価格ベース):8.0% ※
※現時点の22/3期の予想配当金210円/暴落時株価2,623円=8.0%
●三菱商事
・暴落時株価:2,291円
・現在株価 :4,058円
・株価上昇率:+77.1%
・配当利回り(暴落時取得価格ベース):6.2%
●NTT
・暴落時株価:2,575円
・現在株価 :3,298円
・株価上昇率:+28.1%
・配当利回り(暴落時取得価格ベース):4.5%
●三菱HCキャピタル
・暴落時株価:532円
・現在株価 :605円
・株価上昇率:+13.7%
・配当利回り(暴落時取得価格ベース):4.9%
●東京海上ホールディングス
・暴落時株価:4,950円
・現在株価 :7,040円
・株価上昇率:+42.2%
・配当利回り(暴落時取得価格ベース):4.9%
●オリックス
・暴落時株価:1,300円
・現在株価 :2,385円
・株価上昇率:+83.5%
・配当利回り(暴落時取得価格ベース):6.5%
⇒上記の通り、コロナショックの暴落時に上記高配当株を買っておけば、現在素晴らしい成果となっています!
⇒さらに、暴落時に低い株価で買っておくことで、その後の増配効果との相乗効果によって、取得価格ベースでの配当利回りも非常に高くなっています。
まとめ
今回調べてみて、株式市場が暴落する際に買えば、こんなに大きな利益が出るんだということが数字で改めて体感できました。
しかも、大型の高配当株であれば、倒産の心配もほとんどなく、グロース株と比べて相対的に安心して買うことができます。
また、高配当株は、暴落の際に低い株価で取得できれば、将来の増配で高い配当利回りのお宝株になる点は、上記の結果の通りです。
株式市場の暴落は、大きなチャンスとも言えます。
今から振り返れば、正直に言って、コロナショックの時に、もっといっぱい株式を買っておきたかったなあという気持ちです。
今後、暴落の恐怖に耐えて、打ち勝って、買い向かうために、今回の結果をきちんと覚えておこうと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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