9437NTTドコモから、中間配当の書類と一緒に、2018年度上期の中間事業報告書(株主通信)が送られてきました。
その内容で目を引いたのは、
1.中期経営戦略
2.株主還元について
です。
ドコモは、重点戦略として、「顧客基盤をベースとした収益機会創出」「5Gによる成長」「お客様還元の実施とお客様接点の進化」の3点に取り組む、とのことです。
ざっくり言うと、ドコモは以下に取り組みます。
・7,000万超のドコモ契約者を基盤とした、ネットショッピングやdポイント等の金融・決済事業の拡大
・現在の4G通信よりも超高速・超大容量の5G通信ネットワークを構築
・シンプルで分かりやすい料金プランを導入し、2~4割程度、利用料金を値下げする。その規模は年間4,000億円。よって業績は減益となる見込みだが、2023年度には現在の利益水準まで回復する見込み。
これらを読む限り、やはりドコモは巨大で、まだまだキャッシュフローに余裕があるんだな、と感じます。キャッシュリッチな様子が目に浮かびます。配当に使用するキャッシュがどんどん産み出されているようです。
ドコモに投資している身としては、非常に心強いです。
-以下、ドコモの中間事業報告書からの引用です-
“ドコモは本年10月に株式上場20周年を迎えることができました。株主さまをはじめとしたステークホルダーのみなさまのご支援、ご愛顧の賜物と改めてお礼申し上げます。みなさまのご期待に応えるべく、株主還元については、10月に過去最大規模となる6,000億円の自己株式取得枠を設定するとともに、自己株式の消却方針の見直しを行い、今後は保有するすべての自己株式の消却を検討していきます。
中期経営戦略を実行することで持続的な成長を果たし、継続的な増配と機動的な自己株式取得による株主還元をさらに加速してまいります。“
-引用終わりー
株主還元として、巨額の自己株式の取得と消却も素晴らしいですが、最後の一行にさらっと重要なことが書いてあります。
“中期経営戦略を実行することで持続的な成長を果たし、継続的な増配と機動的な自己株式取得による株主還元をさらに加速してまいります。“
「継続的な増配」と書いていることに、大注目です。
他の会社の配当方針でよく見かけるのが、「安定的・継続的な配当」という表現です。
これと比べると違いが分かりますが、ドコモの「継続的な増配」という表現は、他社と違って一歩踏み込んで、「継続的に配当を増やしていく、これから継続して増配をしていく」という意味の表現です。
“増配”という言葉を使っている以上、そうとしか解釈できないと思います。少なくとも私は、そのように解釈しました。
私がドコモに投資している理由は、高配当であること、高配当の維持・将来の増配が期待できることですので、このドコモの株主還元方針を読んで、非常に心強く、安心しました。
株主向けの書類にこのように明記している以上、この方針を簡単にひっくり返すことはないと考えています。
現在のドコモの配当利回りは4.2%と、とても魅力的な水準です。
今後も、高配当と将来の増配を期待して、ドコモ株式への投資を続けていこうと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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