改めまして、皆様こんにちは、第1回高配当株クイズの時間です!
本日の司会をつとめさせて頂きます、ショウと申します。
今回は、趣を変えて、クイズ形式で進めたいと思います。
クイズに回答しながら、高配当株に関する知識が身に付いて、投資に活用して頂ければ嬉しいです。
それでは、第1回高配当株クイズの始まりです!
なお、答えは、4つの問題が全て出た後にあります。
問題1.配当利回りが高い会社
「次の4つの高配当株のうち、現在、一番配当利回り(税引前)が高い会社はどれ?」
①ドコモ
②三菱ケミカルHD
③JT
④三井住友FG
※配当利回り=1株当たり年間配当金額/株価
※例えば、配当利回り3%の株式を10万円分買うと、10万円×3%=年間3,000円の配当金を受け取れます。
司会者コメント:
う~ん、これは悩みますね。ドコモやJTは、高配当で有名ですし、累進配当政策を宣言している三井住友FGも捨てがたい。ちょっと意外なところで、三菱ケミカルかも?
問題2.リーマンショックでも減配しなかった会社
「次の4つの高配当株のうち、あのリーマンショックの時でも、配当金を減配しなかった会社が3つあります。では逆に、当時、減配をした会社はどれ?」
①キヤノン
②トヨタ自動車
③ドコモ
④JT
※リーマンショック:2008年9月15日に、米国の投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻し、連鎖的に世界規模の金融・経済危機が広がった。
司会者コメント:
世界に衝撃を与えた、あのリーマンショックから、もう10年以上がたちました。時間が過ぎるのは、あっという間だと実感します。
この問題も、なかなか難しいですね。どの会社も、日本を代表するような企業ですし、特にトヨタ自動車は、実際に日本No.1の売上高・利益を誇る企業です。どれが正解か、迷ってしまいます!?
問題3.海外での売上高比率が高い会社
「次の4つの高配当株のうち、海外での売上高比率が、一番高い会社はどれ?」
①JT
②三菱ケミカルHD
③キヤノン
④ブリヂストン
※海外売上高比率=その企業の海外での売上高/その企業全体の売上高
司会者コメント:
日本国内だけではなく、海外でも収益性が高い会社はどこでしょうか?
これは、日本よりも、海外の市場で稼いでいそうな会社・商品はどれか、という点を考えると、なんとなく、分かるような気がしますね!
問題4.累進配当の継続年数が長い会社
「次の4つの高配当株のうち、累進配当を継続している年数が、一番長い会社はどれ?」
①JT
②キヤノン
③ドコモ
④三菱商事
※累進配当とは、減配をしないで、少なくとも前年の配当を維持するか、または増配を実施する配当方針のことです。
例えば、前年の配当金が1株100円の場合、累進配当であれば、今年の配当金は ”100円以上” の金額となります。
司会者コメント:
減配をしない累進配当って、素晴らしいですね! 累進配当が日本企業にどんどん広まっていくことを期待しています。
この累進配当を、何年も何十年も続けてきた企業があるようです。そんな優良企業は、果たしてどれでしょうか?
クイズの解答
◎問題1の答え
「次の4つの高配当株のうち、現在、一番配当利回り(税引前)が高い会社はどれ?」
答え:③JT
⇒現在の配当利回り(税引前)は、
①ドコモ 4.7%
②三菱ケミカルHD 5.5%
③JT 6.0%
④三井住友FG 4.7%
⇒どの会社も、驚くほど高い配当利回りですね。現状、これらの優良企業を、この配当利回りで買えるのは、お得感が強いです。
◎問題2の答え
「次の4つの高配当株のうち、あのリーマンショックの時でも、配当金を減配しなかった会社が3つあります。では逆に、当時、減配をした会社はどれ?」
答え:②トヨタ自動車
⇒残念ながら、トヨタ自動車は、リーマンショック後に赤字となり、減配しました。
残りの3社、キヤノン・ドコモ・JTは、減配しない累進配当を継続していて、リーマンショック時にも、減配はしていません。
⇒あくまでも、過去の実績ではありますが、リーマンショック時でも減配をしないで、累進配当を継続したという事実は、高配当株としての安心感・信頼感が高まります。
◎問題3の答え
「次の4つの高配当株のうち、海外での売上高比率が、一番高い会社はどれ?」
答え:④ブリヂストン
⇒各社の海外での売上高比率は、
①JT 59%
②三菱ケミカルHD 42%
③キヤノン 78%
④ブリヂストン 81%
⇒タイヤで世界首位のブリヂストンが、さすがの高い数字になっています。他の3社も、結構高いパーセントです。JTは、タバコで国内産業のイメージがありますが、既に売上高の半分以上は、海外からとなっています。
⇒近年、日本のGDP成長率は、低空飛行を続けていますが、海外には高い成長率を達成している国々があります。
国内だけでなく、海外でも稼ぐ力が強い企業は、収益性が高く、安定的・継続的な配当の元となる、財務基盤が堅固な会社が多いです。
◎問題4の答え
「次の4つの高配当株のうち、累進配当を継続している年数が、一番長い会社はどれ?」
答え:②キヤノン
⇒各社の累進配当の継続年数は、
①JT:15年以上
②キヤノン:30年以上
③ドコモ:20年以上
④三菱商事:3年
※三菱商事は、2016年5月に、累進配当政策を採用することを、「対外的に宣言」しましたので、累進配当の現在の継続年数は短いですが、今後の継続が期待されます。
⇒累進配当は、減配がないので、株主にとって非常にメリットがある配当方針です。
最低でも前年の配当金額は維持されますから、株式購入時点の配当利回りと受取り配当金の額は、増配で上がることはあっても、減配で下がることはありません。
⇒上記のような、素晴らしい累進配当を長年続けてきた企業は、高配当株としての安心感・信頼感の高さがあります。
終わりに
第1回高配当株クイズ、楽しんで頂けましたでしょうか?
皆様の投資活動に、少しでも参考になりましたら、嬉しいです。
(もし好評だったら、第2回をやりたいな…)
高配当株への投資には、いろいろな魅力があります。
今後も、配当生活の早期実現を目指して、投資していきたいと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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