先日受診した人間ドックで、肺にカゲがある(=肺がんの可能性)ため、精密検査が必要と言われました。
その後、少しドキドキしながら、病院で精密検査(胸部CT検査)を受けたのですが、結果は問題なしでした。
結局問題なしだったわけですが、私は現在、年内12月末付けでの退職を予定している状況でもあるため、改めていろんなことを思い、人生のことも考えました。
今回は、この件について、書いてみたいと思います。
人間ドックの結果
私は今40代で、人間ドックを1年に1回受診しているのですが、今年の結果レポートが先日届きました。
例年通り、悪玉コレステロールとか尿酸(痛風の指標)とかの数値が悪いんだろうなと思いながら、結果レポートを読み始めると、いきなり「要精密検査」の赤字が目に飛び込んできました。
胸部レントゲン検査の結果、肺にカゲがあるので、精密検査を受けて下さいとのことでした。
肺にカゲがある=肺がんの可能性があるようです。
ちょっとネットで調べたところ、肺がんの5年生存率(※)は、非小細胞肺がんが47%、小細胞肺がんが11%でした。
※診断または治療開始から5年後に生存している患者の割合
「え、マジか・・・」
非小細胞肺がんと小細胞肺がんの詳しい違いはともかく、上記の5年生存率の通り、良い数字の方であっても、肺がん患者が5年後に生きている割合は半分以下の47%です。
悪い数字の方なら11%ですから、5年後に9割の人が亡くなっています。
しかも、肺がんは他のがんに比べても転移しやすく、手術できないケースも多いらしい。
恥ずかしながら、がんになっても、今の時代は、手術をすれば結構助かるのだろうくらいに思っていたので、正直に言って、肺がんがこんなに死亡率が高い、恐ろしい病気だとは認識していませんでした。
万が一、もし自分が肺がんだったら・・・
真っ先に頭に浮かんだのは、家族のことです。
自分が死んだら、妻や子どもたちは暮らしていけるのか。
投資で築いた資産や配当金があるとはいえ、心配です。お金の問題だけではないでしょうから。
そこから、いろいろと調べて、胸部レントゲン検査で要精密検査となった人のうち、精密検査で肺がんと診断される人は数%であることが分かって、少し安心しました。
ただ、統計上は数%であろうと、自分が当たれば、自分にとっては100%です。
精密検査はあまり気が進みませんでしたが、引き延ばしてもしょうがないので、今回必要となる精密検査(胸部CT検査)について、すぐに病院に電話して予約を取りました。予約の日は1週間後。
電話では、病院でドクターが人間ドックの結果レポートを見て、私を診察してから、胸部CT検査が必要と判断したら実施する、結果は当日すぐに分かるとの説明でした。
なお、健康保険適用で受けられます。
精密検査の日
精密検査の日の朝、病院に向かいました。
平日の午前9時半の予約だったので、電車は通勤途中のサラリーマンでいっぱいです。
今朝は自分は私服ですし、いつもの通勤電車の風景が、なんだか少し違って見えます。ちょっと緊張してるのかもしれません。
病院で受付後、呼吸器科に案内され、まずはドクターの診察。
中年の女医さんです。診察室にはドクター1人しかいません。
話しぶりからすると、人間ドック経由での精密検査については経験豊富そう。患者に安心感を与えるような感じ。
問診の後、胸部CT検査をすることとなり、検査がどのように行われるか、詳しく説明してくれました。胸部レントゲンも撮ります。
診察後、レントゲン室とCT検査室に向かいます。
上半身だけ検査着に着替えて入室。まずは、人間ドックと同様に、胸部レントゲンを撮りました。
次に、別室に移って、胸部CT検査です。
CTの台の上に寝転んでいると、その台自体が勝手に動いて、私の身体の内部を輪切りのように撮影してくれます。
私のやることは、できるだけ身体を動かさないようにして、CTの機械の声による指示に従って、数回ほど息を止めることぐらいです。痛みは全くありません。あっという間に、CTは終了。
先ほどのドクター診察室の前に戻り、呼ばれるのを待ちます。
待っている間、自分の身体の中は大丈夫なのか、本当に肺がんだったのかとか考えてしまいますが、もうどうしようもない、まな板の上の鯉なので、静かに順番を待ちます。
なお、これは聞いた話ですが、こういう診断判定の時、部屋の中にドクターと看護師以外の私服の人間がいると、がんですと言われるサインらしいです。
その私服の人は、ソーシャルワーカーみたいな役割の人で、がんと診断された後、がん治療をどこの病院で行うかについて、病院探しのアドバイスをしてくれるそうです。
精密検査を受けた病院が治療までできるなら、そのままそこで治療する人もいますが、検査だけでがん治療はできない病院も多いので、病院探しが必要となります。
がんだと告知された直後でショックを受ける人もいるので、患者を落ち着かせて病院探しをサポートする役割の人がいるようです。そこまで、ドクターがやる時間はないですから。
さて、ついに私の番号(最近は名前ではないんですね)が呼ばれました。
ドクターの診察室に入り、まずは部屋全体を見渡しました。
部屋の中は、ドクター1人だけです。
やった! とりあえずソーシャルワーカーはいないぜ!
先ほど撮ったレントゲンとCTの画像を見ながら、ドクターの丁寧な説明を受けます。
最初に結論から話してくれて、肺の画像に「問題なし」とのことでした。
良かった~、ホッとしました。
診察終了後、すぐに妻にライン。妻も喜んでくれました。
今回改めて考えたこと
今回の件で、はっきりと再認識できましたが、人間いつ死ぬか分かりません。
がんや心筋梗塞で1年後に病死したり、交通事故で明日亡くなることも、普通に日常的に起こり得ます。
人間ドックで告知を受けて、改めて人生や家族、投資などについて、考えさせられました。
●人生はやりたいことをやるべし
今回思ったのは、本当に人生はいつ突然終わるのか分からないということです。
人間の生命に限りがある以上、それは当たり前のことなのですが、なんとなく今の日常が永遠に続いていくような錯覚をしがちです。
けれど、現実は違います。
「明日、死ぬかもよ」が現実になるケースは、今日も誰かの身に起きています。
だからこそ、自分の人生でやりたいことは、後回しにせず、できるだけ早くやるべし・行動すべしと考えています。
そうは言っても、やりたいことをやるためには、経済的な裏付けも必要ですから、投資活動にもこれまで以上に注力したいと思います。
●パパノートの作成
今回の件で、家計を管理している私が突然亡くなっても、家族が困窮しないようにしておくことの大切さを痛感しました。
具体的には、我が家の投資資産・預金・生命保険などについて、きちんと家族に伝えておくということです(どの銀行・証券会社にどれくらいあるのかなど)。
また、私が亡くなると、相続手続きが完了するまでは、私名義の口座からの引き出しは原則できなくなるので、当面のキャッシュの確保手段も考えて伝えておく必要があります。
別に家族に隠しているわけではないので、我が家で利用している銀行や証券会社などについては、家族もなんとなく知っています。口頭でも、折に触れて話してきました。
ですが、これらの情報をきちんとまとめて、書面で残しておきたいと思います。
突然私が亡くなっても、これを見れば、残された家族が経済的に生活できるようにしておきます。
この書面を我が家では、ちょっと恥ずかしいですが、一応「パパノート」と呼ぶことにしました。
(エンディングノートだと死期が近いみたいで寂しいので)
ちなみに、我が家は、パパ・ママ呼びではなく、お父さん・お母さん呼びです。
なお、このパパノートには、我が家の資産情報が書いてあるので、泥棒など第三者に見られると非常にまずいわけですが、そこは置き場所や家族にしか分からない文言を織り交ぜながら、工夫して作成しようと思います。
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まとめ
今回、人間ドックで肺にカゲがあるとの指摘を受けたことは、年末での退職後の人生を考える上でも、非常に良いきっかけになったと思います。
精密検査を受けて、最終的には問題なかったので、精密検査の費用や会社を休んで病院に行った時間、結果が出るまでの不安な心理状況などのコストは、その結果だけ見れば、無駄になりました。
結果的には、人間ドックでの指摘は間違いだったことになります。
私は、もともと肺がんではなく、精密検査を受ける必要はなかったのですから。
けれども、当たり前ですが、人間ドックの検査病院に対する怒りはありません。むしろ、感謝しています。予防的に指摘することで、救われる生命がたくさんあるはず。
予防医療の大切さも、身に沁みました。
運動や食事内容に気を付けて、悪玉コレステロールや尿酸値の改善にも取り組んでいこうと思いました。
健康第一で、日々の運動を取り入れながら、年末退職後の生活と投資活動を頑張っていきます!
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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