【積水ハウス】2024年8月度受注速報を発表

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●【積水ハウス】2024年8月度受注速報

 

・2024年9月5日、積水ハウスは、2024年8月度の受注速報を発表

(積水ハウスは、前月分の受注について、毎月上旬に速報を発表)

 

・2024年8月度は、全体(※)の前年同期比で、

8月単月:108%

8月累計:110%(2024年2月~8月の7か月累計額。積水ハウスは1月決算)

※国内の戸建住宅、賃貸・事業用建物・リフォーム・マンションの合計

 

⇒8月累計で、前年同期比でプラス10%ということなので順調ですね。

 

積水ハウスは、毎月の月次受注速報を発表しているので、3か月ごとの四半期決算発表よりも前に、業績について一定の推測が可能です。

 

⇒なお、この月次速報は「受注」についての速報だという点には、留意が必要です。

 

建築請負事業は、ざっくりと以下のような流れになります。

①顧客と会社の間で建築内容の打ち合わせ

②顧客と会社の間で建築契約を締結=「受注」

③着工(工事開始)

④工事が徐々に進む(工事中の期間)

⑤完工・竣工(工事完了)

⑥引渡し

 

受注(契約締結)の時点では、売上高は計上されません。基本的に、受注後、工事の進行度合いに応じて売上高・売上原価が計上されます。引渡しの時点で100%の計上です。

例えば、戸建注文住宅であれば、受注から完工・引渡しまで、8か月~12か月程度はかかるそうなので、受注から売上高計上までは一定のタイムラグが生じます。

また、受注後に解約キャンセルされる物件もあるでしょうから、ストレートに受注=売上高とはなりません。

 

⇒ですが、大まかな傾向として、受注が好調≒一定期間後の業績が好調になるという目安として、受注速報は十分使える指標だと考えられます。

受注残は、後に売上高につながるストックです。

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