皆様こんにちは、第2回高配当株クイズの開催時間となりました!
本日の司会のショウです。よろしくお願いします!
おかげさまで、第1回高配当株クイズが好評でしたので、第2回を開催することとなりました。
高配当株クイズに回答することで、何か今後の投資のお役に立てれば、嬉しいです。
それでは、第2回高配当株クイズのスタートです!
なお答えは、4つの問題が全て出た後ろにあります。
問題1.高配当なのに、株主優待も素晴らしい会社
「次の4つの高配当株のうち、高い配当利回りだけではなく、大人気の株主優待も実施している会社はどれ?」
①ドコモ
②ブリヂストン
③東京海上ホールディングス
④オリックス
司会者コメント:
配当利回りが高い上に、お得な株主優待まで付いてるなんて、いい会社ですね!
株主優待と言えば、メインの対象は個人株主ですが、4社とも、個人の消費者向けの商品を扱っています。さあ、どこの会社でしょうか?
問題2.配当利回り10%
高配当株は、増配されることで、配当利回りがドンドン上がっていくという特長があります。さて、ここで問題です。
「今、下記の想定条件の高配当株を買った場合、この高配当株が、配当利回り10%に到達するのは、何年後になるでしょうか?」
◇想定条件:配当利回り4%、前年比の配当金が増配率8%で増えていく
(ちなみに、JTの直近3年間の平均増配率は約8.3%)
①3年後
②7年後
③12年後
④20年後
※配当利回り=1株当たり年間配当金額/購入時の株価
※増配率=今期配当金/前期配当金
例えば、今期配当金が140円、前期配当金が130円の場合、140÷130=約8%の増配率
司会者コメント:
増配による複利の力って、本当にすごいですね!
増配を継続する優良な高配当株を買って、持ち続けているだけで、自動的に配当金と配当利回りがアップしていきます。
その間、自分は何にもせず、保有してるだけでOKです。
将来、配当利回りが10%になったら、当初投資した金額の10%が、毎年配当金として入金されるわけですから、もう嬉しくてたまりませんね!
問題3.再生医療の研究開発も行っている高配当の会社
「次の4つの高配当株のうち、Muse細胞(ミューズ)という、再生医療に使用される細胞の研究開発を行っている会社はどれ?」
①JT
②三菱ケミカルホールディングス
③キヤノン
④ブリヂストン
司会者コメント:
うーん、これも悩ましいですね。
JTには鳥居薬品という上場子会社、三菱ケミカルHDには田辺三菱製薬という上場子会社がありますし、キヤノンも、東芝から東芝メディカルシステムズを買収しました。
上記4社とも、高い技術力・研究開発力がありますが、さあ、どの会社でしょうか?
Muse細胞は、脳梗塞や心筋梗塞で壊れた細胞を再生する働きを持っていて、既に患者さんに対する臨床試験も始まっています。
これが実現すれば、もちろん世界初かつ独占的な事業になりますから、この会社に莫大な利益をもたらすことになりますね!
問題4.累進配当政策を対外的に宣言している会社
「次の4つの高配当株のうち、累進配当政策を対外的に宣言し、株主・投資家に対して約束している会社はどれ? なお、1社とは限りません」
①キヤノン
②三井住友フィナンシャルグループ
③ドコモ
④三菱商事
※累進配当政策とは、減配をしないで、少なくとも前年の配当を維持するか、または増配を実施する配当方針のことです。
例えば、前年の配当金が1株100円の場合、累進配当であれば、今年の配当金は ”100円以上” の金額となります。
司会者コメント:
減配しない累進配当を行う企業は、減配しないわけですから、株主にとって非常にありがたいです。
しかし、その中でも、対外的に累進配当政策を公約している企業は、数少ないです。
大手では、2社しかありません。おーっと、これは大きなヒントです!
クイズの解答
◎問題1の答え
「次の4つの高配当株のうち、高い配当利回りだけではなく、大人気の株主優待も実施している会社はどれ?」
答え:④オリックス
⇒オリックスは、ふるさと優待という、日本全国各地の商品を厳選してカタログギフトに仕立てた、株主優待を実施しています。
ふるさと優待は、ギフトの内容が良いため、大人気で、投資雑誌の株主優待ランキングでも、上位の常連になっています。
ギフトは、食べ物が多いのですが、異色なのが、オリックスが運営する京都水族館のオオサンショウウオのぬいぐるみです。
最近、人気の商品で、ふるさと優待が届くと応募が殺到して、すぐに品切れになっているようです。
⇒配当利回りの高い配当金に加えて、株主優待を実施している企業には、お得感がありますね!
さらに、人気の株主優待は、長期の安定株主を増やす効果がありますので、長期保有の対象にしやすいというメリットもあります。
◎問題2の答え
「今、下記の想定条件の高配当株を買った場合、この高配当株が、配当利回り10%に到達するのは、何年後になるでしょうか?
◇想定条件:配当利回り4%、前年比の配当金が増配率8%で増えていく
(ちなみに、JTの直近3年間の平均増配率は約8.3%)」
答え:③12年後
⇒今、上記の条件の高配当株を買えば、12年後には、配当利回りが10%を超えてきます。計算の詳細は下記の記事をご参照ください。
⇒配当利回り10%ということは、100万円分の高配当株を買っておけば、将来的には、1年で10万円の配当金を受け取れることになります。しかも、毎年毎年ずーーーーっと受け取れます。これは、嬉しいですね!
⇒この計算は、あくまでも上記の条件での試算結果ですが、ざっくりとしたイメージでは、
「高配当株を10年~20年間保有し続けると、税引後の配当利回りは10%を超える」という想定ができると考えています。
◎問題3の答え
「次の4つの高配当株のうち、Muse細胞(ミューズ)という、再生医療に使用される細胞の研究開発を行っている会社はどれ?」
答え:②三菱ケミカルホールディングス
⇒三菱ケミカルHDは、子会社の生命科学インスティテュートにて、Muse細胞の研究開発を行っています。
⇒再生医療と言えば、バイオベンチャー企業が取り組むことが多いですが、新興市場のバイオ企業の株式を買うことは非常にリスクが高いです。新薬の開発がうまく行けば大きいですが、最悪は研究開発資金が足りなくなっての倒産まであり得ます。
しかし、三菱ケミカルHDであれば、高い利回りの配当金を楽しみながら、じっくりとMuse細胞の研究成果を待つことができます。
※三菱ケミカルの現在の配当利回り:5.5%
万が一、Muse細胞の開発に失敗しても、三菱ケミカルHDは、他の事業からの利益で十分カバーすることが可能です。
そもそも、現時点ではMuse細胞から利益は出ていないのですから。
一方、心筋梗塞や脳梗塞に応用できるMuse細胞の開発・実用化が成功すれば、三菱ケミカルHDの利益は莫大なものになるので、株主は株価の値上がりと配当金アップの両方を獲得できます。
この状況は、投資家として、結構美味しい状況なのではないかと考えています。
◎問題4の答え
「次の4つの高配当株のうち、累進配当政策を対外的に宣言し、株主・投資家に対して約束している会社はどれ? なお、1社とは限りません」
答え:②三井住友フィナンシャルグループ、④三菱商事
⇒減配しない累進配当政策を採用することについて、対外的に宣言している会社は、大手では、三井住友FGと三菱商事の2社だけです。
この2社ほどの超大企業が約束しているのですから、株主としては、安心して投資することができますね。
⇒しかも、現在の配当利回りは、三井住友FGが5.2%、三菱商事が4.8%と、いずれも非常に高い水準になっています。
⇒その他に、対外的に宣言こそしていませんが、減配しない累進配当を何年・何十年も継続している、優良な素晴らしい高配当の会社があります。
私は、それらの会社と上記の2社を合わせて、「累進配当ブラザーズ」と呼んでいます。
終わりに
第2回高配当株クイズも、終わりの時間となりました。
皆さん、楽しんで頂けたでしょうか?
このクイズが、今後のあなたの投資活動にとって、少しでもお役に立てば、こんなに嬉しいことはありません。
高配当株への投資から受け取る配当金は、必ず人生を豊かにしてくれる、と考えています。
これからも、できるだけ早く、配当生活を実現することを目標に、高配当株への投資を続けて行きます。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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