セクターとは、部門や分野のことを意味します。株式投資でセクターと言えば、企業の業種を指すことが多いです。
株式投資では、複数のセクターの株式に投資する分散投資によって、リスクを抑えて、安定した収益を上げることができると言われています。
リスクの分散
私は、値上がり期待株と高配当株で、投資のスタンスを分けています。
●値上がり期待株:集中投資
⇒値上がり期待株については、効率的かつスピードアップして、投資元本を増やすため、銘柄数を少数に限定した集中投資をしています。
●高配当株:分散投資
⇒高配当株については、基本的に長期保有して、配当金をもらい続ける方針なので、銘柄数を多くした分散投資によって、リスクの軽減を図っています。
ただし、分散投資と言っても、同じセクターの企業の株式ばかりを買っていると、意味がありません。
例えば、トヨタ・日産・ホンダ・スズキ・スバルの5社の株式を購入しても、リスクを分散できません。全て同じ自動車セクターだからです。
円高など、自動車セクターに不利な経済状況になったら、5社とも業績に悪影響を受けてしまいます。
リスクを分散するためには、投資対象の企業のセクターを分散する必要があります。
Aセクターの企業に不利な経済状況でも、Bセクターの企業は影響を受けない、逆にメリットがあるといった状況が理想的です。
Aセクターの企業の株価が下がっても、Bセクターの企業の株価が上がって、カバーできるからです。
高配当株への投資について、銘柄数だけではなく、セクターも分散していれば、将来、経済状況が変化していっても、長期的に、より安定した配当金収益が期待できます。
以下で、高配当株それぞれのセクターを見ていこうと思います。
累進配当ブラザーズとその他の高配当株のセクター
●累進配当ブラザーズ
・三井住友フィナンシャルグループ: 金融セクター(銀行、証券)
・三菱商事: 卸売りセクター(総合商社)
・キヤノン: 電気機器セクター(事務機器、医療機器)
・ドコモ: 情報・通信セクター(スマホ、通信インフラ)
・JT: 食品セクター(たばこ、食品)
●その他の高配当株
・東京海上ホールディングス: 金融セクター(保険)
・三菱ケミカルホールディングス: 化学セクター
・積水ハウス: 建設セクター(住宅)
・オリックス: 金融セクター(総合リース)
・ブリヂストン: ゴム製品セクター(タイヤ)
・アサヒホールディングス: 非鉄金属セクター(貴金属リサイクル)
・オーデリック: 電気機器セクター(照明器具)
高配当株に関する分散投資の方針
セクター別の観点から見ると、累進配当ブラザーズの5銘柄は、セクターの重なりがなく、適度に分散されています。
今後もこの累進配当ブラザーズを中心に、投資を行っていきます。
それにプラスして、セクターが過度に集中しすぎないように注意しながら、その他の高配当株への投資も進めたいと思います。
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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