いろいろあった2019年も終わろうとしています。もうすぐ新しい年が始まりますね。
今回は、株式売買益と配当金にかかる税金が非課税となる“NISA枠“で買う、2020年のおすすめ高配当株パッケージについて、検討してみました。
NISA枠120万円で買う、2020年の高配当株パッケージ
120万円のNISA枠を全部使って、株式を買う前提で、現在の株価に基づいて考えてみます。
株式売買手数料は、ゼロとして計算。なおNISA手数料は、キャンペーンなどで無料としている証券会社も多いです。
2019年NISA枠の記事では、累進配当ブラザーズを中心にしました。


今回2020年NISA枠のテーマは、いろいろ考えましたが、「キラリと光る“Good Point!”がある高配当株」にしてみました。
優良な高配当株の中から、高い配当利回りに加えて、何か一つ期待できる特長を持っている銘柄を選びました。
2020年NISA枠用の具体的な銘柄名
※株価・配当利回りは本日(2019年12月27日)現在
1.オリックス
①株価:1,815円
②年間配当金:76円/株
③配当利回り:4.1%
④Good Point!:大人気の株主優待あり
⇒オリックスは、ふるさと優待と呼ばれる株主優待が大人気です。ふるさと優待は、全国から厳選された商品を選択できるカタログギフトで、自分が選んだ各地の美味しい特産品や名品などが送られてきます。
オリックスが運営する京都水族館の大人気のお土産、オオサンショウウオのぬいぐるみも、もらえます!


2.JT
①株価:2,450円
②年間配当金:154円/株
③配当利回り:6.2%
④Good Point!:6%超の超高配当利回り
⇒JTの特長は、やはり6%を超える驚異的な高配当利回りです。数々の高配当株の中でも、特筆すべき高さで、非常に魅力的なポイントです。
例えば、3万円の配当金を得るためには、配当利回りが3%の場合、100万円を投資する必要があります(100万円×3%=3万円)。
一方、配当利回り6%の場合、必要資金は50万円で済みますので(50万円×6%=3万円)、資金効率が大幅にアップします。
⇒また、JTは、グループ会社の食品(テーブルマークの冷凍うどんなど)がもらえる株主優待も行っています。

3.ドコモ
①株価:3,049円
②年間配当金:120円/株
③配当利回り:3.9%
④Good Point!:2020年春に開始予定の国策、“5G”関連ド真ん中の銘柄であること

⇒2020年春に、超高速・大容量通信規格の5Gサービスが、ついに開始されます。そして、ドコモは、政府が普及を後押しする国策である、この5Gのド真ん中の銘柄です。
すでに、2019年秋のラグビーワールドカップ日本において、ドコモが5Gのプレサービスを提供するなど、着々と準備を進めています。
世界を変えると言われる、5Gサービスの広がりとともに、ドコモの業績拡大と配当金アップを期待しています。

4.みらかホールディングス
①株価:2,707円
②年間配当金:130円/株
③配当利回り:4.8%
④Good Point!:線虫を利用した画期的な「がん検査方法N-NOSE」の関連銘柄であること
⇒N-NOSEは、尿1滴で検査OK、各種のがんの検知率が約90%という精度の高さ、検査費用が比較的安価(約1万円)であることなどの特長があり、これまでのがん検査とは次元が異なる画期的な、がん検査方法です。
⇒そして、N-NOSEは遠い未来ではなく、2020年1月から実用化を開始する予定です。みらかHDは、N-NOSEの研究開発会社に出資し、検査解析等で業務提携しているため、N-NOSEの普及が進むにつれて、長期的な業績拡大も見込まれます。


5.三菱ケミカルホールディングス
①株価:826円
②年間配当金:40円/株
③配当利回り:4.8%
④Good Point!:再生医療で使用されるMuse細胞(ミューズ)を研究開発中であること
⇒三菱ケミカルHDは、その総合力・安定性も魅力ですが、Muse細胞という、成功すれば莫大な利益をもたらすだろう材料も持っています。
⇒Muse細胞は、再生医療で使われ、心筋梗塞や脳梗塞の治療での使用が想定されています。そして、既に患者への臨床試験段階に入っており、研究開発が進んでいます。
⇒三菱ケミカルHDの高配当を楽しみながら、夢の再生医療の研究成果を待ってみるのも、なかなかオツなものですね。

6.三菱UFJリース
①株価:711円
②年間配当金:25円/株
③配当利回り:3.5%
④Good Point!:20年連続で増配を続けていること
⇒三菱UFJリースは、20年連続で、毎年増配を継続してきました。2020年3月期も増配の予定です。株主還元への意識は非常に高く、今後も増配記録が続くことが期待されます。

≪合計≫
上記の6社について、それぞれ100株ずつ購入すると、合計で約115万円。NISAの枠120万円を大体使うことができます。
年間配当金は合計で約5万4千円、配当利回りは4.7%となります。
配当金には、通常は税金が約20%かかりますが、NISAで買うと非課税になりますので、この配当金は、まるまる全部受け取ることができます。
まとめ
今回は、2020年のNISA枠用として、高い配当利回りに加えて、キラリと光るGood Pointがある高配当株をピックアップしてみました。
これらの高配当株パッケージを買うことで、配当利回りの高さを楽しみながら、それぞれが持つGood Pointの恩恵を受けることもできます。
2020年NISAの非課税枠を上手に活用して、受取り配当金のアップを狙っていきましょう!
今日も配当生活への道を一歩ずつ進む、ショウでした!
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